バルサ、レガネスに苦戦もラ・リーガ2戦ぶりの白星!…後半開始直後のオウンゴールが決勝点に(サッカーキング)
ラ・リーガ第31節が12日に行われ、レガネスとバルセロナが対戦した。 今シーズンより指揮を執るハンジ・フリック監督の下で超攻撃的サッカーを展開しているバルセロナは、ここまでの30試合で勝ち点「67」を獲得。現時点で2位レアル・マドリードとのポイント差は「4」となっており、優勝争いを一歩リードしている。前節はベティスと引き分け連勝が止まったが、チームは2025年に入ってから公式戦無敗を維持。ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグでも、ロベルト・レヴァンドフスキ、ハフィーニャ、ラミン・ヤマルの強力トリデンテがネットを揺らし、ドルトムントを4-0と粉砕した。 序盤からバルセロナが主導権を握る中、レガネスは12分に速攻から決定機を創出。ダニエル・ラバがスピードに乗ったドリブルでイニゴ・マルティネスを突破し、左からのマイナスの折り返しにアドリア・アルディミラが合わせたが、GKヴォイチェフ・シュチェスニーの好セーブに阻まれる。難を逃れたバルセロナは22分、右サイド敵陣深くでヤマルが起点を作ったところからジュール・クンデがボックス内に侵入。しかし右足のシュートはDFのブロックとGKの好セーブに阻まれ、得点とはならなかった。 5-4-1のブロックを形成するレガネスに対し、バルセロナは7割以上のボール保持率を記録。31分にはI・マルティネスが針の穴を通すようなスルーパスを出し、ボックス内へ抜け出したヤマルが際どいシュートを放つ。しかし、その後はなかなか決定機を作り出せず、度々レガネスのショートカウンターを浴びる展開に。41分にはアレハンドロ・バルデがプレー続行不可能となり、ジェラール・マルティンとの交代を余儀なくされた。 スコアレスで迎えた後半、フレンキー・デ・ヨングを投入したバルセロナが試合を動かす。48分、マルティンのボール奪取を起点にショートカウンターを発動し、ハフィーニャがゴール前へ走り込むレヴァンドフスキへグラウンダーのクロスを供給。カバーに入ったホルヘ・サンエスのオウンゴールを誘発し、先制に成功した。このゴールで勢いに乗ると、58分にはフェルミン・ロペスが絶妙なトラップとドリブルから独力でフィニッシュに持ち込んだが、シュートは枠を外れてしまう。 先制されたレガネスだが集中力は切らさず、同点弾のチャンスを創出。70分、右サイドのクロスからラバがヘディングシュートを叩き込んだが、ここはオフサイドの判定で得点は認められず。6分後には左サイドからのアーリークロスにディエゴ・ガルシアが走り込み決定的な形を作ったが、至近距離からのシュートはわずかに枠を外れた。 その後は一進一退の攻防が続くが互いにゴールネットを揺らすことはできず。試合は0-1で終了し、粘り強さを見せたバルセロナがラ・リーガで2試合ぶりの白星を手にした。次節は19日に行われ、レガネスはアウェイでマジョルカと、バルセロナはホームでセルタと対戦する。 【スコア】 レガネス 0-1 バルセロナ 【得点者】 0-1 48分 ホルヘ・サンエス(オウンゴール/バルセロナ)
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