大分駅の駐輪場、防犯カメラ41台すべて撤去 年間360万円を削減 自転車盗難は2倍超に

大分朝日放送

10年以上前から、大分駅の駐輪場に設置されていた防犯カメラが、すべて撤去されました。「コスト削減」か、それとも「犯罪の抑止」か。防犯カメラの必要性をどう考えますか?大分駅の高架下には、2カ所、駐輪場があり、自転車とバイク、あわせて1600台を止めることができます。41台の防犯カメラが設置されていましたが今年3月、撤去されました。駐輪場を管理しているのは大分市。防犯カメラはリース契約で、年間およそ360万円の費用が掛かっていました。大分市の担当者はOABの取材に対し、こう話しています。「リース契約が切れる2月のタイミングで高額なコストを見直すことにした」一方で、警察は?「防犯カメラがなくなると、盗難の未然防止や犯人を検挙できるかなど、影響が懸念される」街の人は?■10代:「防犯カメラは必要だと思うけれど、やっぱり鍵をつけて自分で防犯するのが大事」■60代:「防犯カメラで捕まればいいけれど、それでも見つからないこともある」■10代:「ロックしていても、サドルだけ持っていくといったこともある。そうなったら防犯カメラがないとやられ損。お金をかけてでも防犯カメラはほしい」■60代:「360万円を削減というのも分からなくはないけれど、鍵をしていない人だけが盗まれているわけではない。台数は減らしても、ゼロにするのではなく、半分くらいにしてもらえれば」コスト削減と犯罪の抑止をどう両立するのか。大分駅の駐輪場では、防犯カメラの撤去前と撤去後で、自転車の盗難件数に変化がみられます。県警によりますと、撤去前の去年4月から8月までは16件でしたが、撤去後の今年の同じ期間は34件と、2倍以上に増えています。コスト削減のためカメラを撤去した大分市は、盗難が起きる根本的な原因について、こう指摘しています。去年、県内で盗まれた自転車のうち、8割は鍵をかけていませんでした。大分市の担当者は、「施錠の呼びかけ強化で被害は減らせると考え、防犯カメラを撤去した」としています。盗まれる本質的な原因は施錠、ということですね。私たちが自転車を盗まれないようにするためには、どうすればよいのでしょうか。警視庁は、異なる種類の鍵で2カ所以上ロックすることで、犯行に時間がかかり盗むのを諦めやすくなるとしています。また、盗まれにくくする最も効果的な方法とされているのが「地球ロック」です。自転車を、電柱など、地面に固定された動かない物と一緒に鍵で固定することを推奨しています。現在、大分駅の駐輪場では、看板やアナウンサーの声による施錠の呼び掛けをしています。

県警は「駅周辺の防犯力向上のため犯罪に強い環境づくりに努めたい」としています。

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