パキスタン列車襲撃、人質155人を救出 数十人依然拘束=情報筋
[イスラマバード 12日 ロイター] - パキスタン治安筋は12日、南西部バルチスタン州で11日に発生した列車襲撃事件について、乗客155人を救出したと明らかにした。パキスタン政府は数十人が人質となっており、救出作戦を継続していると発表した。
軍によって拉致されたとされるバルチスタンの政治犯、活動家、行方不明者が48時間以内に解放されなければ、人質の処刑を開始すると主張している。
情報筋によると、武装勢力は「自爆ジャケット」を着用した人物を人質の隣に配置しており、救出活動が困難になっている。拘束されている正確な人数は明らかにされていない。
BLAは11日、214人を人質にしていると主張していた。ある治安筋はロイターに対し、列車襲撃時の乗客は425人だったと語った。
内務省は声明で、人質救出作戦が進行中と説明した。治安筋はこれまでに27人が死亡したと述べた。
救出された乗客のうち数人は12日朝、クエッタに移送された。乗客の一人は「乗客が襲撃を受けて負傷し、何人かは死亡した」と語った。
テレビ映像には、救出された人々が親族や友人と抱き合う様子が映し出されていた。
現地メディアによると、パキスタン鉄道は、治安当局が安全を確認するまで、北東部パンジャブ州と南東部シンド州からバロチスタン州へ向かう全路線の運行を停止した。
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Shahzad is an accomplished media professional, with over two decades of experience. He primarily reports out of Pakistan, Afghanistan regions, with a great interest and an extensive knowledge of Asia. He also reports on politics, economy, finance, business, commodities, Islamist militancy, human rights