津波で神戸はどこまで浸水する? 兵庫県が『津波浸水想定』を公表。1mの津波は地震から「最短83分」で到達

画像:兵庫県発表資料より

兵庫県は2026年10月15日、南海トラフ巨大地震が起きたときの『津波浸水想定』を見直し、新しい想定図を公表しました。

県南部で浸水が想定される面積は「4,216ヘクタール」。神戸市内の浸水範囲や、津波が届くまでの時間も新しくなっています。

見直しは、前回(平成25年度)以来です。国が2025年3月31日に発表した新しい津波想定を踏まえて、県が作り直しました。

発表資料によると、県全体の浸水面積は前回から約3割減ったとのこと。防潮堤の整備や地盤の補強といった津波対策を進めた結果だそうです。

画像:兵庫県発表資料より

神戸市内で浸水が想定される面積は「1,232ヘクタール」です。

浸水の深さ別にみると、0.3m以上が898ヘクタール、1m以上が356ヘクタール、2m以上が29ヘクタール。3m以上の区域は「微少(0.5ヘクタール未満)」とされています。

地図の色が付いているところが、浸水が想定される区域。色は浸水の深さを表していて、「0.3m未満」から「5.0m以上」までの6段階で塗り分けられています。

画像:兵庫県発表資料より

神戸市の最高津波水位は「3.7m」と想定されています。前回の想定では3.9mでした。

津波が届くまでの時間は、高さ30cmの津波が地震発生から80分、高さ1mの津波が83分です。

県の資料では、30cmは「津波に巻き込まれた場合、死者が発生する恐れのある水位」、1mは「ほぼ全員亡くなる恐れのある水位」と説明されています。

想定図は、最大クラスの津波が一定の条件で起きた場合の浸水範囲と深さを示したもの。地下街や地下鉄への流入は考慮していないため、地下への出入口や換気口などが浸水深より低い場所では、津波が地下に入り込む恐れがあるとしています。

住所から浸水の深さを調べられる「兵庫県CGハザードマップ」は更新準備中で、今は前回の想定が表示される状態です。

神戸市内の詳しい想定図は、県が公表している「神戸市(東部)」「神戸市(西部)」のPDFで確認できます。

今回の想定をもとに、沿岸の市町では津波ハザードマップの作成や住民の避難方法の検討が進められる予定です。

公表日 2026年10月15日

神戸市の想定 浸水面積:1232ヘクタール 最高津波水位:3.7m

津波到達時間:高さ30cmの津波が最短で地震発生から80分、高さ1mの津波が83分

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