自動車税をスマホ決済アプリで支払ってみた!eL-QRなら自宅で簡単に決済可能【2025年版】(スマホライフPLUS)

23年4月から、地方税共同機構が運営する地方税共通納税システム「地方税お支払いサイト」がスタートしました。 以前は自治体ごとにバラバラだった自動車税や固定資産税などを支払えるキャッシュレス決済が、これによって「地方税統一QRコード(eL-QR・エル キューアール)」に一本化されているんですね。 スマホ決済アプリを使えば、わざわざコンビニや銀行に行かなくても、自宅にいながら税金が簡単にキャッシュレスで支払えます。 また、地方税お支払いサイトは、クレジットカード(以下クレカ)、ネットバンキング、口座振替、Pay-easy(ペイジー)に加え、PayPay、au PAY、楽天ペイ、d払いといった主要なスマホのコード決済サービスに対応しています。

eL-QRで支払える税金の納付書には、必ず「eL」マークが付いていますので、まずは手元の納付書をよく確認してみてください。 ただし、クレカ払いでは「F-REGI公金支払い」のシステム利用料がかかります。料金は、納付額が1万円以内の場合は37円(税込40円)、以降1万円ごとに75円(税込82円または83円)となっていますので注意しましょう。 ■地方税お支払いサイトのクレカ払い手数料(税込) 1円~1万円    40円 1万1円~2万円 123円 2万1円~3万円 205円 3万1円~4万円 288円 4万1円~5万円 370円 ※以降、納税額が1~1万円増えるごとに、利用料が82円または83円(消費税別75円)ずつ加算される。 自動車税の税額が3万500円なら288円の手数料がかかりますので、0.5%還元のクレカでは152ptしかもらえず損してしまいます。しかし、1.0%還元されるクレカなら305ptもらえるので、手数料を取られても損することはありません。 とはいえ、自動車税のクレカ払いはポイント還元率が通常とは異なる場合も多いので要注意。たとえば、楽天カードの場合、以前は請求書払いでも100円につき1pt(1.0%)のポイント還元を受けられましたが、現在では500円につき1pt(0.2%)しかポイント還元されないのです。 これに対し、主なスマホ決済アプリを利用した場合は決済手数料がかからないのが特徴。しかも、以前は「請求書払い」でもポイント還元されたのでちょっと得しました。 ところが、現在では基本的に請求書払いでポイント還元されることはありませんので、さほどお得感はないのです。 ちなみに、自動車税の納付で注意したいのが、キャッシュレス決済の場合は納税証明書(領収書)が発行されないこと。 現在は、キャッシュレス決済したあとオンラインで納税状況が確認できるため、原則として車検時に納税証明書は不要になっていますが、納付後すぐに車検がある人は納付データの反映が間に合わない可能性もありますので、コンビニや銀行で現金払いしたほうが確実でしょう。

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