米国株式市場=続伸、大型・グロース株が高い 「サンタラリー」初日
米国株式市場は続伸。クリスマスホリデーを控え薄商いとなる中、大型株やグロース株が上昇し、相場を押し上げた。写真はニューヨーク証券取引所(NYSE)で6月撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
[24日 ロイター] - 米国株式市場は続伸。クリスマスホリデーを控え薄商いとなる中、大型株やグロース株が上昇し、相場を押し上げた。
年末・新年に株価が上昇する「サンタクロースラリー」期間の初日に当たるこの日、電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O), opens new tabが主導し、超大型ハイテク7銘柄(マグニフィセント・セブン)全てが上昇して引けた。テスラは7.4%高。
自動車株の買いが膨らんだことを背景に、一般消費財(.SPLRCD), opens new tabは2.6%高で、S&P総合500種(.SPX), opens new tabの主要11セクターで最も高い伸びを記録した。
半導体銘柄も好調。ブロードコム(AVGO.O), opens new tabは3.2%高、エヌビディア(NVDA.O), opens new tabは0.4%高、英半導体設計大手アーム・ホールディングスは3.9%高。
暗号資産(仮想通貨)ビットコインの上昇に追随し、仮想通貨関連銘柄も高い。マイクロストラテジー(MSTR.O), opens new tab、ライオット・プラットフォームズ(RIOT.O), opens new tab、MARAホールディングス(MARA.O), opens new tabは4.7─8.1%上昇した。
取引時間の大半下落していたアメリカン航空(AAL.O), opens new tabは切り返し、0.6%高で取引を終了。同社はソフトウエアに技術的な問題が発生したとし、米国で全便の運航を停止。ただ約1時間後に運航を再開し、大きな混乱は回避された。 もっと見る
この日はクリスマスイブのため米東部時間午後1時(日本時間午前3時)までの短縮取引となった。25日はクリスマスで休場となる。
アリアンツ・インベストメント・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、チャーリー・リプリー氏は、過去2カ月にわたり相場を押し上げてきた流れは変わっておらず、米連邦準備理事会(FRB)が来年の利下げペース鈍化を示唆したものの、株価上昇を阻止するには至っていないと指摘。経済見通しや米国の消費、労働情勢などを指摘し、「2025年に向けて、良好な状況となっている」と述べた。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります ※米国株式市場
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