《暴露配信中に画面が消え…》「あの女は捕まっていない」カンボジアの路上で発見された美女インフルエンサー(20)活動再開後に突然の“アカウント閉鎖”…背景に「中国で言ってはいけないこと」(NEWSポストセブン)

 大手紙国際部記者が解説する。 「Umiさんは昨年末ごろ、カンボジア・シアヌークビルの路上で衰弱した状態で発見されました。在カンボジアの中国大使館によると、Umiさんは高給の仕事を求めて去年4月に渡航したようです。  カンボジアでは、一部地域に特殊詐欺の拠点が複数存在し、拉致された外国人が組織的な犯罪に巻き込まれる事案が複数報告されていました。彼女は、その被害者の一人とみられています」  Umiさんは1月4日ごろに大使館に保護されて病院で治療を受けたのち、まもなく帰国。それから1か月足らずの1月下旬、中国版TikTok「douyin」にてインフルエンサー業に復帰していた。騒動前には約2万人だったフォロワーは9万人前後まで増加。徐々に〈どうしてカンボジアに行ったの?〉といったコメントが散見されるようになった。  そんななか、Umiさんは4月2日22時ごろから「カンボジア風雲ストーリー」と題した"暴露配信"を開始した。 「配信内容は、騒動の裏側を赤裸々に語るもので最大1万人以上の視聴者が集まりました。Umiさんは、カンボジアの"仕事"に誘った人物を"あの女"と呼び、カンボジアに渡った経緯と、向こうでの生活の様子や仕事内容について断片的に明かしました。  しかし、配信開始から30分ほどで突然終了。画面には『ルームは閉鎖されました』と表示され、翌日までにUmiさんが所有する2つのアカウントが両方閉鎖されてしまいました」(同前)

 なぜアカウントが突然閉鎖されてしまったのか。中国事情に詳しいフリージャーナリストの西谷格氏が解説する。 「『Douyin』の利用規約には『公衆が関心を抱いている事件や人物について、未確認情報をでっち上げたり拡散したりする行為』を禁止する文言があり、Umiさんの配信内容は、この規約に引っかかったと考えられます。  また、中国では刑法や治安管理処罰法などで『デマによって社会秩序を乱す行為』が厳しく禁じられているので、社会的に関心の高い出来事について当局を通さず個人で情報発信することは、運営側から見てリスクが高く、不適切なコンテンツとみなされた可能性があります。当局としても、公式発表以外の情報が流れることは好ましくありません」  Umiさんは配信中、自分に仕事を斡旋した"あの女"について「帰国していないから、まだ捕まっていない」と中国人であることを示唆するような発言をしていたほか、「他に2人の中国人女性がカンボジアで働かされていた」と証言していた。 「『中国人が詐欺に加担している』というニュースはネガティブな内容であり、運営側や当局にとって扱いに注意が必要です。『女はまだ捕まっていない』などの発言は、ややもすると当局に不満が向きかねず、本人に勝手にしゃべらせるのはリスクが大きい。  それが事実かどうかは定かではないため、『社会秩序を乱す』『社会道徳や善良な風紀に反する』と判断されたのでしょう」(同前)  今後、Umiさんが別の形で"暴露配信"の続きを語ることはあるのか。 「体験談に触れることは、もうないかもしれません。アカウントに関しては電話番号さえあれば新規で作成可能なため、ほとぼりが冷めた頃合いに新たにアカウントを作成して復活する可能性は十分あり得ます。  ただ、今回はライブ配信を行なっていたアカウントの他に、ショート動画投稿用のアカウントも2つまとめて凍結されているので……危ない橋はもう渡らないのでは」(同前)  謎を残したまま、消えてしまったUmiさんのアカウント。いつかまた"元気な姿"をネット上で見かける日はくるだろうか──。

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