俳優ジム・キャリーの「顔」が論争の的に セザール賞授賞式に出席したのは別人?
セザール賞授賞式に出席した俳優ジム・キャリー=2月26日/Alain Jocard/AFP/Getty Images
(CNN) カナダの俳優ジム・キャリーがこのほどフランスで開催されたセザール賞授賞式に出席し、名誉セザール賞を受賞した。
しかし、キャリーの代理人は授賞式に出席したのが間違いなく本人だったことを伝えようと躍起になっている。
なぜ騒ぎになったのか? それは、明らかにふっくらとなめらかになったキャリーの顔が写った写真や動画が週末にかけてインターネット上にあふれかえったためだ。キャリーだとは「分からない」とのコメントや、これはキャリーに扮したそっくりさんで、キャリーではないという根拠のない言いがかりもみられた。
こうした臆測に拍車をかけているのが、ドラァグクイーンのアレクシス・ストーンだ。ストーンは、自身の容姿をさまざまなセレブに変身させる驚異的な能力で知られる。そのストーンがSNSに、授賞式でキャリーを装ったと主張するかのような投稿をしたのだ。
「パリでアレクシス・ストーンがジム・キャリーに」というキャプションが付けられた一連の写真には、授賞式でのキャリーの写真のほか、顔型や、義歯、キャリーの髪色と似たダークカラーのウィッグが写っていた。
私たちがキャリーにからかわれているという臆測は、ある程度理解できる。キャリーはその器用さと、まさにゴムのような表情で有名だからだ。そうした才能によってキャリーは、1990年代のスケッチコメディー番組「イン・リビング・カラー」や、映画「マスク」(94年)で人気を博した。
容姿が変わったのは、整形手術かフィラー注入によるものではないかとの説もある。
2025年1月に公表された米形成外科学会(ASPS)の年次統計によれば、容姿を変えることに熱心な男性は増えている。
さらに、授賞式に出席したのがキャリー本人ではないという陰謀論を裏付けたのは顔だけではなかった。
受賞スピーチが、キャリーの母国語ではないフランス語で行われたのだ。
セザール賞の代表グレゴリー・コリエ氏は、エンタメ誌「バラエティ」に宛てた声明で、キャリーが「何カ月もかけてフランス語のスピーチに取り組み、特定の単語の正確な発音を私に聞いてきた」と説明。臆測を鎮めようと努めた。