東京V加入の川崎修平が新天地デビュー、出場機会求めて海外から帰還「結果を出して恩返しできれば」
新天地デビューを飾ったFW川崎修平
[4.12 J1第10節 東京V 0-1 神戸 味スタ]
初出場の相手は古巣のヴィッセル神戸だった。東京ヴェルディFW川崎修平は後半32分から出場し、先月末の加入からデビューを飾った。「ここまで来れて、支えてくれている人たちに感謝でいっぱい」と思いを口にした。
3月31日、ポルトガル2部のポルティモネンセから期限付き移籍で加入した。ガンバ大阪のアカデミーから2020年にトップ昇格し、21年8月に海外へ。23年は神戸で1年間プレーした。
対戦相手としての神戸は「やっぱり強い」。川崎は左インサイドハーフ気味にプレー。「ゴールやアシストはもちろん、守備でヴェルディの基準を出してこいと言われた」。だが、短いプレー時間、1点ビハインド、そして途中から1人退場と数的不利のなかで持ち味を存分に発揮することはできなかった。 「0-1で勝ってきた神戸はああいう時間の使い方がやっぱりうまい」(川崎)。古巣を称えつつも「それでもゴールやアシストという目に見える結果がほしかった」とデビュー戦の出来を振り返った。 2部に降格したポルティモネンセから昨年はバルミエラ(ラトビア1部)でプレーしていたが、昨年末からは再びポルティモネンセへ。だが、年明けから出番はなく、苦しい状況が続く中で今回Jリーグに帰還した。川崎は「獲得してもらった以上、本当に感謝の気持ちでいっぱい。僕自身難しい状況だったので、結果を出して恩返しできれば」と今後の活躍を誓った。 (取材・文 石川祐介)★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!●2025シーズンJリーグ特集