「自撮りおばあちゃん」写真家の西本喜美子さんが死去 97歳 「72歳から始めた写真」で38万人超のフォロワー数
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「自撮りおばあちゃん」として人気を集めた写真家の西本喜美子さんが死去したことが9日、インスタグラムで家族により報告された。97歳だった。
西本さんは72歳で写真撮影を行うようになり、ユーモアあふれる自撮り写真が話題に。写真展、出版本、SNSなどでも注目され、インスタグラムのフォロワー数は約38万人と人気を集めた。5月下旬には葉っぱを口に当てたお茶目な写真を添え、「しばらく入院してみます」と投稿していた。
コメント欄には哀悼の意が続々と寄せられ、「ショックです」、「楽しい作品ありがとうございました」、「こちらが元気をいただいておりました」、「天国でもたくさん写真撮ってください」などのメッセージがつづられた。
投稿された全文は以下の通り。
「母 西本喜美子 儀
かねてより病気療養中のところ 6月9日 97歳の生涯を閉じました。なお葬儀は故人の遺志により親族のみで執り行います。生前中賜りましたご高配につきまして心より感謝申し上げます。
母は常に笑顔で作品創りを楽しんでおりました。多くの皆様に笑いと喜びをお届けしたいという思いから、数多くの作品を生み出してまいりました。これもひとえに、各地で開催された写真展にお運びいただいた皆様、Instagramを通じて温かい応援のお言葉をお寄せいただいた皆様、そして全国の遊美塾の皆様をはじめ、多くの方々の温かいご支援の賜物と、心より感謝申し上げます。
72歳から始めた写真でしたが、本当にたくさんの方々との出会いに恵まれ、母の第三の人生を本当に豊かなものにしてくれました。感謝の気持ちでいっぱいでございます。25年間の写真人生でした。誠にありがとうございました。
令和7年6月 喪主 西本和民」