【巨人】中日にサヨナラ負け 9回マルティネスが悪夢再び、天敵・細川に激痛同点被弾、延長10回プロ初登板・森田が湯浅の落球から力尽きる
■プロ野球 中日 7×-6 巨人 延長10回(31日 バンテリンドーム) 巨人は中日に悪夢の今季6度目のサヨナラ負け。45勝46敗で再び借金生活に転落となった。6-4と2点リードで迎えた9回裏、守護神・マルティネスが7番手として満を持して登板も、先頭のボスラーに右中間への二塁打を浴びると、4番・細川に左中間スタンド最前列への9号同点2ランを浴び試合は振り出しに。 さらに延長10回裏は23年ドラフト2位・森田がプロ初登板。しかし先頭・石伊のセカンド後方への飛球を、途中から守備につく湯浅が落球し無死二塁。申告敬遠で一、二塁から岡林に犠打を決められ二、三塁から再び申告敬遠で1死満塁。ここで3番・ボスラーにセンターへのサヨナラ犠飛を浴び力尽きた。森田は自責は0も、プロ初登板で初黒星を喫した。守備陣は湯浅の落球を含めて、4失策と精彩を欠き、継投も9回までに7投手を使い果たしていたがまさかの延長戦に持ち込まれてしまった。 試合は相手先発・金丸から初回に泉口の犠飛で先制も、井上が3回に同点打を浴び振り出しに。それでも4回に後半戦初スタメンマスクの7番・甲斐が4号3ランを放ち勝ち越し。井上は新外国人・チェイビスに2ランを浴び1点差とされるなどピンチを招き5回途中3失点で降板。救援陣は8回に中川が1失点するも、大勢が火消しに成功し2点リードで9回を迎えていた。 吉川尚輝を登録抹消とバルドナードを登録抹消、湯浅大を出場登録。 スタメン野手は1番ライト・丸、2番センター・佐々木、3番ショート・泉口、4番レフト・キャベッジ、5番ファースト・増田陸、6番サード・リチャード、7番キャッチャー・甲斐、8番セカンド・門脇のオーダーを組んだ。 相手先発・金丸に対し、先頭の丸が右中間を破る二塁打を放つと、佐々木が三塁方向へきっちり犠打を決め1死三塁。ここで3番・泉口がレフトへ打ち上げると、丸がタッチアップで間一髪セーフとなり1-0と先制。 先発の井上は今季16度目の登板、3勝6敗、防御率3.17。前回の7月21日・阪神戦(東京ドーム)は5回10安打5失点(自責5)で勝ち負けつかず。中日戦は今季4度目、1勝1敗、防御率1.25は対戦球団別で最も相性が良い。 初回は危なげなく三者凡退。2回も細川を二ゴロ、新外国人の5番・チェイビスから空振り三振を奪い2死。上林にはライトへの二塁打を許すも、山本を三ゴロに抑える。 しかし3回裏、先頭の8番・石伊に左前安打を浴びると、犠打で1死二塁。岡林は見逃し三振に斬るも、2番・田中に左前同点打を許す。 それでも直後4回表、打線は2死無走者から増田陸が左前安打、リチャードがレフト左への二塁打を放ち二、三塁。ここで甲斐が変化球を左翼席へ運ぶ4号3ランを放ち4-1と勝ち越し。 しかし直後の4回裏、井上は先頭の細川に中前安打を浴びると、5番・チェイビスに左翼席中段への来日1号2ランを浴び4-3と1点差に。さらに山本の右前安打、2死からリチャードが金丸の打球をファンブルし一、二塁とされるも、岡林を二ゴロに打ち取り同点は阻止。 5回は先頭の田中に中前安打を浴びると、ボスラーを一ゴロに仕留め、二塁でアウトを奪うも、一塁のベースカバーに井上がおらず併殺にすることができず。続く細川には中前安打を浴び1死一、二塁となったところで井上は降板。船迫がマウンドに上がるも、チェイビスに初球を右前に運ばれ1死満塁に。それでも上林を空振り三振、山本を左飛に仕留めリードを死守。 直後の6回表の攻撃では、先頭の泉口の中前安打、増田陸の四球で1死一、二塁からリチャードが左前適時打を放ち5-3。甲斐は四球でつなぐと、代わった2番手・藤嶋から代打・坂本がレフトへ犠飛を放ち6-3。 6回裏は3番手の石川が3奪三振無失点の好救援、7回裏は4番手・田中瑛が相手クリーンナップを相手に三者凡退。 7回、8回は3番手・メヒアに対し、2イニングを1安打無失点に抑えられる。 8回裏は5番手で中川が登板も、先頭の上林の内野安打、1死から石伊に右前安打を浴びるなど2死一、三塁から1番・岡林に左前適時打を許し4-6。なおも一、二塁で6番手として大勢が連投し、田中を二ゴロに打ち取り火消しに成功していた。