「日立建機株式会社とのトップパートナー契約締結に関する記者会見 コメント全文」【ニュース】※無料記事
【写真 米村優子】
小島耕社長「この度、水戸ホーリーホックといたしまして2026/27シーズンより、新しく日立建機様とのトップパートナー契約を締結いたしましたことを発表させていただきます。私たちの新しいステージの挑戦において、最上位カテゴリーのパートナー企業として力強く後押しをいただけることになりました。心より御礼申し上げる次第でございます。我々クラブとしては『新しい原風景をこの街に』というブランドプロミスを掲げております。茨城県内に中核工場を持ち、『豊かな大地、豊かな街を未来へ』をビジョンとする日立建機様とは、とても近しい価値観や世界観を感じているところでございます。本当に、我々としてはすごく大きな力をいただくことになりました。私は先日の株主総会後の記者会見で、5年先の水戸ホーリーホックのあるべき姿を中期経営計画として述べさせていただきました。その中で『GO J1』から『GO ASIA』という言葉を掲げましたが、日立建機様が目指す世界観と、我々が目指す世界観をご理解いただき、今回の契約に至ったと信じております。これから始まる新しいパートナーシップに、ぜひご注目いただきたいと思っております」
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日立建機株式会社 執行役取締役社長兼COO 先崎正文さん「皆さん、こんにちは。日立建機の先崎でございます。この度、日立建機は水戸ホーリーホックのトップパートナーとして、共に戦っていくことになりました。ご存知の通り、日立建機は油圧ショベルや建設機械を作っている会社でございます。世界に向けて販売しておりますが、そのベースとなるのは、ここ茨城県です。この茨城県には、我々社員ベースでも6,000人を超えるメンバーが働いていますし、取引先様も含めると、その数倍の規模になります。茨城県においては、事業パートナーも含めて本当に多くの方々に支えられていると思っており、この茨城こそが我々のホームタウンなのです。ですから、この茨城をホームタウンとされている水戸ホーリーホックさんのパートナーになるということを、私自身も本当に嬉しく思っていますし、これからのことを考えるとワクワク感でいっぱいでございます。私たち日立建機という会社は、2027年4月からランドクロス株式会社に社名変更をし、コーポレートブランドも『日立』から『LANDCROS』に変わっていくことを決定しております。言わば、我々も新たな挑戦のステージに立っている状態です。そして、まさに今年度から新たな中期経営計画をスタートさせ、グローバルトップ3になっていくということを宣言した会社でもございます。水戸ホーリーホックさんも、昨シーズンのJ2での素晴らしい優勝を経て、J1へとステップアップをしていらっしゃいます。この百年構想リーグという特別なシーズンを経て、いよいよ2026/27シーズンから、本格的なJ1への挑戦が始まるという認識でございます。そして、その先にはやはり世界が待っています。このホームタウンを同じくしていること、ほぼ同時に新たな挑戦に取り組んでいくこと、そしてこの茨城から世界に挑んでいくんだということを考えますと、我々日立建機と水戸ホーリーホックさんには、多くの共通点があります。そして、非常に熱量の高いパートナーやサポーターに支えられているということも同じではないでしょうか。その思いを同じにするパートナーとして、共に茨城の力で世界へ挑んでいきたいと思っています。これからもどうぞよろしくお願いいたします」
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◯質疑応答 Q.このタイミングで新たなトップパートナーを迎えた経緯とは?
小島社長「お陰様で、J1に昇格した去年の11月29日、またそれ以前からもそうですが、我々を支えていただく企業の数は増えており、現在は約280社になろうとしています。やはり我々としては、地場の中小企業の皆さんにたくさん支えていただくというこれまでのスタイルを維持しながらも、トップディビジョンで戦うにあたっては、上位レイヤーのパートナー企業に対しても強く営業の働きかけをしていました。その中で日立建機さんとコミュニケーションを取る機会があり、先ほど先崎社長からもあった通り、我々が描く世界観と日立建機様が描く世界観が非常にリンクする部分が多いということでご理解をいただき、今回トップパートナーとしてご契約をいただくことになりました。非常に嬉しい気持ちでいますし、身が引き締まる思いです。私も『GO ASIA』という目標を掲げた以上は、日立建機さん、ランドクロスさんに恥をかかせることのないようなクラブ経営をしっかりしていかなきゃいけないと強く感じています。なんとか5年後、先崎社長とマレーシア・クアラルンプールやタイ・バンコクで飲み会をやりたいなと思っています」
先崎社長「はい、いいですよ(笑)。やりましょう(笑)」
Q.これまで築かれてきた他のトップパートナーさんとの関わりに変化はありますか? 小島社長「この辺りはぜひ先崎社長にも聞いていただきたいのですが、当然、既存のケーズデンキさん、JX金属さん、そして日立建機さん、それぞれ皆さんでコミュニケーションをとっていただき、クラブを立体的に支えていただく動きはより加速していくんじゃないかなと思っています。先ほど『茨城を足場に』というお話がありましたけれど、ケーズデンキさんもJX金属さんも同じように茨城を足場にしている大きな企業さんです。そういった皆さんがコミュニケーションをとっていただくことで、新たな化学反応がまた起こればいいなと、私はプラットフォーム側として思っております」
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Q.日立建機さんの工場は茨城県内に多くありますが、これまでプロスポーツへのスポンサーシップは行っていたのでしょうか? また、サンクスマッチはどの試合でやるのでしょうか? 先崎社長「小島社長の方からもお話がありましたが、このスポンサーシップについては、まず、JX金属さんから水戸ホーリーホックさんをご紹介していただき、その上で我々の方から『やらせてくれ』とお願いしました。やはり我々日立建機グループとしては、これまでチームスポーツへのスポンサードということはほとんどしたことがありません。一部、ゴルフの個人プレイヤーですとか、かすみがうらマラソンの協賛をさせていただいているということはありますが、このようなチームスポーツはありませんでした。ですので、我々が新たな挑戦をするときに、その挑戦を一緒にやっていく。例えば取引先さんや、我々の従業員も含めて、地元の中でもしっかり貢献をしながら、自分たちも世界に向けて成長していきたい。そう考えたとき、とても親和性があるのが水戸ホーリーホックさんでした。やはり茨城県を地場・ホームタウンとしており、我々の従業員もみんな応援している。会社としてもスポンサーとして応援していくんだということは、日立建機からランドクロスに新しく変わる時のチャレンジとしても、すごく象徴的になるであろうと思って選ばせていただきました。ただ、地元だけではなく、ホーリーホックさんの素晴らしさは『人をきちんと育てている』という点にあります。今回のワールドカップに選ばれて行ったような方々が、やはりここで成長したということを見てもそれが分かります。ですので、会社としても『人をどうやって育てるか』ということも教えてもらいながら、一緒に成長させていただきたいなという思いでございます。また、ケーズデンキさんやJX金属さんというトップパートナーさんがいらっしゃるということは十分に分かっております。ケーズデンキさんはトップパートナー歴26年と聞きましたが、長い間きっちりと水戸ホーリーホックさんを支え続けているということは、本当に尊敬すべきことです。私は茨城県民としてケーズデンキさんをよく使わせていただいていたり、JX金属さんは我々のルーツの会社でもあるということからも、非常に近しい存在だと思っています。そして、今回ご縁をつないでいただきました。こういう中で、企業同士でも水戸ホーリーホックさんをきちんと支えていきたい。そういう思いで、今回このような形をとらせていただきました。サンクスマッチの方については、これから色々なことを考えていこうと思っています。我々の従業員、取引先様も含めて本当に大勢おられますので、こういう方々と色々なコラボレーションをして、少しでも皆さんの気持ちが盛り上がるところを作れたらいいなと思っています」
Q.チームスポーツへの協賛について、県内に別の強いサッカーチームがありますが、そちらを検討したことはこれまでなかったのでしょうか? 先崎社長「実際、ありません」
Q.これまでのトップパートナーの活動を見ていたと思いますが、どんな印象でしょうか? 先崎社長「素晴らしいなと思います。やはり継続することがまず大事だと思いますし、スポンサーだからといって私も出しゃばろうとは思っていません。きちんと支えながら一緒にできることをやっていって、チームのため、選手のため、この水戸ホーリーホックという団体のために我々が何をできるのだろうかということをしっかり考えていきながら、サポートしたいです。例えば、我々がイベントをするときに何かの参加をしていただくようなことを、もしやっていただけるならありがたいなとは思います。そういうことで、我々が『このチームの一員である』という風にさせていただきたいと思って今回お願いしたわけなので、先輩方であるケーズデンキさん、JX金属さんのやり方も少し教えてもらいながら、出しゃばることなくサポートしていきたいと考えています」
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Q.水戸ホーリーホックのサポーターは、チームだけでなくスポンサーに対しても非常に好意的です。サポーターへの印象や期待があれば教えてください。 先崎社長「いや、本当に熱いですよね。しかも、礼儀正しいじゃないですか。それがサポーターとしてのあるべき姿だと思いますので、そういうところを本当に尊重したいですね。サポーターの方々にも、できればこのオレンジ色を見ていただき、青にオレンジは映えると思いますので。日立建機がランドクロスに変わっていく中で、我々がサポーターのためにできることも少しずつ考えていきたいと思っています」
Q.契約は単年、それとも複数年でしょうか? 先崎社長「契約の内容についてはお話しできるところではないかなと思いますが、やるからには当然、できるだけ長くスポンサーをしていくスタイルで臨みたいと思っております」
Q.日立建機さんの海外売上・収益比率が84%ということで、海外ネットワークを活かした事業・プロモーションの構想があったら教えてください。 先崎社長「我々は茨城県で生産・開発をしていくスタイルをこれからも継続していく中でのグローバル展開ですので、これは水戸ホーリーホックさんのチャレンジと同じ方向性だと思っています。そういうことを考えながら、我々に何ができるかをしっかり模索しつつ進めていこうと思います」
小島社長「具体的に何か決まっていることはなく、これからです。ただ、世界中にネットワークをお持ちの企業様です。ドイツ・ハノーファー96との提携はJX金属様のお力によって実現したことは、皆さんすでにご存知の通りです。そういったクラブ間提携だけでなく、我々が海外で活動するにあたって、色々なサポートやアドバイスをいただけるようなことができればいいなと思います。先崎社長はイタリアにも駐在経験があり、イタリア語もできるということなので、イタリア人選手を獲得するときは通訳をお願いしようということで、先ほどその契約までは進みました(笑)」
先崎社長「(笑)。我々はアジアの方にも多くの拠点を持っています。先ほどお話に出たマレーシアにも会社がありますし、シンガポール、ジャカルタ、インドなど、色々なところに拠点があります。もしそういう方向で何か展開されていくことになった場合は、色々なサポートもさせていただきたいなと思っています」
小島社長「もう、ACLに行くしかないですね」
先崎社長「我々はオランダ、ドイツ、イタリアにも拠点があります。ちなみに私は過去3年間イタリアに住んでいたことがありまして、その頃は毎週のようにサッカーを観に行っていました。実は大学時代もサッカーのサークルに入っていまして、サッカーに対して一度は何かできたらいいなとずっと思っていました。今回このような形で関わることができたのは、本当に個人としても嬉しいことです」
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Q.トップパートナー契約内容の中で、リリースに出た以外で、地域貢献事業など何か構想段階のものはありますか? 小島社長「それはこれからですね。今、具体的に話し始めたところです。ただ、やりたい方向性や、先ほどお話があった通り茨城に6,000人ほどの社員の方がいらっしゃるので、内側に向けてのインナーブランディングのようなものもしていきたいと思っています。逆に言えば、今後は色々と変わられる時期ですので、その認知拡大に対して我々も何か協力できることをしたいと思います。もちろん地域の子供たちに対して、一緒に将来が明るくなるような活動をしていくなど、そういったことは色々と会話に出ていますが、具体的な内容はこれからです」
Q.トップパートナーは3社目となりますが、今後ケーズデンキやJX金属との関係性はどのようになっていくのでしょうか? 小島社長「私が水戸に来た時、トップパートナーはケーズデンキさん1社のみでしたが、社長になってからJX金属さん、日立建機さんと増えました。この前の株主総会の記者会見で言った通り、責任企業を持っていない地方市民クラブという文脈の中で応援をいただいています。そこのコミュニケーションは、クラブと各企業の皆さんと取りながら、出来る範囲の中で応援をいただくという領域です。当然、この先4社目、5社目ということも私は考えていきたいと思っています。まずは今回、2026/27シーズンの開幕に向けて、日立建機さんとのコミュニケーションの中でしっかりと価値を出していきたいなと思っています」
Q.これまでのトップパートナーの方々とも今回の契約に関してやり取りした上で、3社になるのでしょうか? 小島社長「はい、当然です。最初にお伝えしています」
Q.県北には先崎と書いて「まっさき」と読む苗字の方がいますが、そちらがルーツですか? 先崎社長「元々のルーツは福島という風に聞いています。郡山の方にも『先崎(せんざき)』という名前は多いそうです。ただ、このケーズデンキスタジアム水戸の近くに、先崎(まっさき)さんという美味しいラーメン屋さんがあるというお話はよく存じ上げております。なかなか入れないんですよね、混んでいて(笑)」
【写真 米村優子】