「禁煙のホテルに喫煙所を設置させた」 G7会合で発覚した「岩屋外務大臣」の“恥ずかしい行動” 「外交日程で一番気にするのは、いつ、どこでたばこが吸えるか」
3月12日から14日にかけて、岩屋大臣はG7外相会合に参加するためカナダ東部のケベック州に滞在した。 「カナダのメラニー・ジョリー外相との会談では、安全保障に関する機密情報の交換を可能とする“情報保護協定”の締結で合意するなど、一定の“外交成果”を挙げたと強調していました」(国際部デスク) 一方で、 「アメリカのルビオ国務長官との会談では、追加関税発動から日本が除外されなかったことに“遺憾の意”を表明。関税の対象から日本を外すよう求めましたが、結果的にこの会談が無意味だったのは明らかですね」(同) 実に頼りない限りだが、 「そもそも岩屋さんは外交に熱心なのか疑問ですよ」 そう声をひそめるのは、さる政府関係者である。 「まず、岩屋さんが外交日程で一番気にするのは、いつ、どこでたばこが吸えるのかということなんです」(同) カナダでも事情は変わらなかった。 「ケベックの空港からG7の会場となったシャルルボワという町までは、陸路で2時間半から3時間ほどかかります。岩屋大臣のために、道中でたばこ休憩として教会に立ち寄るスケジュールを組んだそうです」(同) それだけではない。 「会場のホテルは敷地内禁煙ですが、岩屋さんのための喫煙所を設置させたそう。まだ雪が残っているので、転倒防止の赤いじゅうたんまで敷かれていたみたいですよ」(同)
たばこを巡るわがままも、万全のコンディションで外交に臨むためなら大目に見られよう。ところが、 「カナダに到着した際、駐カナダ大使による現地情勢ブリーフは不要と断り、同行した関係者との昼食を優先させたようです」(前出の政府関係者) 恥ずかしい行動は続く。 「12日の夜には、ジョリー外相による夕食会が用意されていました。岩屋大臣は、夕食会の前のジョリー外相のあいさつと、先住民による歓迎セレモニー、そしてたき火を囲んでマシュマロを焼く場面までは立ち会ったのですが、肝心の夕食会は欠席。代わりに“懇親会”と称して、同行記者や秘書官たちと食事を取ったということです」(同) 元駐オーストラリア大使で外交評論家の山上信吾氏が言う。 「国際会議の前日に行われる夕食会は、オフィシャルな場とは異なる打ち解けた雰囲気の中で、お酒を飲みつつ、胸襟を開いてコミュニケーションを取る絶好の機会です。各国の政策について情報収集もできる。こうした場で意思の疎通を密にしておくことは、外交上とても大切なんですよ。その夕食会に出ないのはもったいないし、各国からもやる気が疑われてしまいますね」 岩屋大臣に一連の行動について尋ねると、 「12日の夜には、夕食会ではなく、歓迎レセプションが開催され、岩屋大臣も同レセプションに約1時間出席し、ジョリー・カナダ外相を含む出席外相との間で親睦を深めたところです」 と、外務省が回答。 先の政府関係者は、 「岩屋さんは英語が不得手。なので、基本的に通訳を介さないと海外の要人と会話が成立しません。だからパーティーも苦手なのでしょうが、これでは外務大臣としての資質が問われますよ」 「週刊新潮」2025年4月17日号 掲載
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