「先延ばし」が命取りになる前に。苦痛への配慮と技術で、内視鏡検査へ背中を押すかなもり内科婦人科クリニック
「また今度でいい」──健康診断で要再検査の通知を受け取りながらも、検査を先延ばしにした経験がある人もいるだろう。しかし、それが取り返しのつかない事態を招くことがある。
「検査に一歩踏み出しやすくしたい」と話すのは、2025年5月に埼玉・浦和美園に開院した「かなもり内科婦人科クリニック」の金森瑛院長だ。獨協医科大学病院をはじめ複数の基幹病院で十余年にわたり消化器内科医として研鑽を積み、内視鏡でがんを切り取るESDという高度な手技を磨いてきた。
検査をためらうことが、結果として患者自身の選択肢を狭める。その現実を臨床現場で繰り返し目にしてきたからこその言葉だ。患者と対等に、丁寧に向き合うその姿勢の根っこにある思いを紐解いていく。
同院は当院は、内科と婦人科を併設する形で2025年5月に開院に開院したクリニックだ。一見すると独立した診療科だが、この組み合わせによるメリットがある。
金森「たとえば女性の患者様が下腹部の痛みで内科に来院されたとき、消化器的な原因が特定できない場合に、婦人科の症状が関係していることがあるのです。その際、そのまま院内の婦人科で診察していただけますし、クリニック内で情報共有ができるので、受診する科が変わってもスムーズに連携できます。逆に内科から婦人科に行くケースもあり、こうして連携できることは大きなメリットだと思います」
別の医療機関に予約を取り直し、症状を一から説明し直す。そんな患者の心理的・時間的な負担を、院内連携によって減らすことができるのだ。
金森院長の専門家は消化器内科。大学病院で12年ほど臨床医を務め、内視鏡治療や、大腸がん・胃がんなどの消化管腫瘍の早期治療などの経験を積んできた。
「胃カメラは苦しそう」「大腸カメラは恥ずかしい」。そうしたイメージから検査を先延ばしにし続けた結果、がんが進行して治療の選択肢が狭まってしまうケースを、金森院長は臨床現場で何度も目にしてきたという。