島田麻央。解説者も絶句の世界ジュニアSP実況意訳
昨夜の世界ジュニア女子SP。男子と同じく神大会でした。
なかでも最終滑走の島田麻央選手の演技に、全世界が絶句。
深夜にしばらく寝付けず…
歴史の目撃者になりたい方は必見の演技です。ISU実況の解説を意訳しました。
2度の世界ジュニアチャンピオン、島田麻央16歳。彼女の先輩であり同じ日本の坂本がシニア世界選手権で3連覇を果たしたように
3度目の世界ジュニア優勝を目指します。
自己ベストは73.78。
ショートプログラムは美しい「Defying Gravity(自由を求めて)」で滑ります。
(演技終了)
ああ。言葉では言い表せないほどの感動です。何も言葉はいりません。
みなさまは何を感じましたか?きっと私と同じ気持ちでしょう。
これこそが特別な瞬間であり、
なぜスケートが地球上でもっともすばらしいスポーツの一つであるかを教えてくれる理由です。
特別なスケーターが生み出す…特別な時間…
素晴らしい音楽、そして新鮮な映像。
わお(驚愕)。
この選手は非常に安定した演技を見せ、
ノーミスの演技を披露するのを見ると、
「彼女がミスをする姿など見たことがない」と思わせるほどです。
もしミスがあったとしても、彼女は必ず立ち向かい決して諦めません。
毎日、自分のできる最高を目指しています。
リプレイ映像を見ながら、私は何も言葉を発することができませんでした。
よく「一枚の写真は千の言葉に値する」と言われますが、
すべての映像の場面がそれを証明しています。
それらは千の言葉を述べる以上の価値がある、
ただただ格別に美しい感情の瞬間です。
ジュニアの試合でこんな光景は見たことがありません。
この演技を目にして、私には得点は大きな意味を持ちません。
74.68という得点が出ました。シーズンベストです。
誰にこれを上回ることができるでしょうか?(いやできまい)
振付師チームはローリー・ニコルとケイトリン・ウィーバー。
まったくもって素晴らしい振付ですが
彼女がその振付を見事に活かしたからこそ、その輝きが生まれたのです。
彼女たち(ローリーとケイトリン)も喜んでいることでしょう。
なんという素晴らしい試合でしょうか。
マオ・シマダはもちろん、この特別な大会では驚くべきことに、
アミ・ナカイ、エリス・リン・グレイシー、カオルコ・ワダ、エレナ・ゴイディナなどがクリーンな素晴らしい演技をしましたし、
早い滑走順の選手たちも3回転+3回転のコンビネーションを成功させてクリーンな演技を披露しました。
にもかかわらず、非常に優秀な選手たちですら最終24人の枠に入ることができなかったのです。
それほどまでに大会のレベルが高かったのです。
3A+3Tを試みた選手、例えばソフィー・ジョリーン・ヴォン・フェルトンは23位でした。どれだけすごい大会だったことか!
この大会を観るという光栄に浴した世界中の皆さんは、
間違いなく並外れた瞬間を目の当たりにしたはずです。