稼働中の新工場見学やプラモデザイナー体験が楽しめる!「バンダイホビーセンター ピーディーツーミュージアム」内覧会レポート!

2025年8月20日(水)、バンダイホビーセンター新工場(静岡県静岡市)内の「BANDAI HOBBY CENTER PLAMO DESIGN INDUSTRIAL INSTITUTE MUSEUM(BHC PDII MUSEUM)」(バンダイホビーセンター ピーディーツー ミュージアム)が、2025年9月2日(火)のオープンに先駆けて、報道関係者に向けて公開されました。本記事では、内覧会の様子をフォトレポート形式でお届けします。

「ものづくりの魅力発信基地」を標榜する本ミュージアムは総床面積1500㎡で、新工場の2、3階の一部に設置されており、稼働中の工場を見学できるほか、プラモデルの企画開発体験(プラモデザイナー体験)をおこなうことができます。

内覧会当日はまず、工場の見学からスタート。多色成形射出機が間近で実働する様子や、省人化のためにとりいれられた天井搬送台車などが紹介され、参加者の注目を集めていました。また、あわせて新工場が本格稼働する26年には、「23年度対比で全体約35%の増産が可能になる見込み」との説明もありました。

▲工場見学では、実際に射出成形機が稼働している様子を見ることもできます。手前のザクカラーの機械が、多色成形ランナーを製造する「4色射出成形機」。新工場では多色成形機10台、単色成形機84台が稼働予定です。※2026年度の本格稼働時
▲工場内を走る天井搬送台車。新工場では15台が稼働しており、成形したランナーを、後の行程がおこなわれる3階のセクションに自動で送り届けます。
▲省人化と生産効率の向上を掲げる新工場では、AGV(無人搬送車)も活躍。従来の工場ではできなかった「成形から出荷までをオールインワンでおこなえる」のも新工場の特長とのこと。
▲ミュージアムの各エリアには窓が設けてあり、稼働する工場の様子を見ることができます。
▲手作業でおこなわれる行程も。

工場見学に続いては、ミュージアムを内覧。「プラモデルと世界を繋ぐアイドル」LINKL PLANETのみなさんがナビゲーターとして登場し、バトン形式で館内を案内してくれました。

▲ミュージアムのエントランスに続く廊下には、巨大なガンプラのランナー型モニュメントが。こちらにはなんと、1/1サイズとの表記が!
▲裏面には説明書調の展示も。
▲エントランス内には射出成形機の実物大モックが展示されており、射出成形機の大きさを実感することができます。
▲壁面の装飾もランナー調になっていました。
▲最初に館内を案内するナビゲーターとして登場してくれたのは、尾本侑樹奈さんと佐藤咲菜さん(LINKL PLANET)。
▲エントランスから順路を進むと、まず見えてくるのはプラモデルをデザインする過程の商品企画書がずらりと並んだ「デザインロード」。
▲貴重な資料をたくさん展示してあり、ここだけでも数時間は見入ってしまいそうです。
▲プラモデルができるまでの過程を知ることができる「スタディルーム」エリア。資料もたくさん展示されており、必見のエリアです!
▲バンダイホビーセンターの技術や歴史、進歩を知ることができる「スタディーロード」のコーナー。インモールド成形やレイヤードインジェクションなど、近年話題になった技術の解説も用意されていました。
▲なかなかお目にかかれない、インモールド成形に用いられるフィルムの実物展示も!
▲新工場の多色成形機1台が1日に製造できるランナーは約4,000枚ということで、実際に「4,000体のガンプラはどのくらいの量になるのか?」を視覚化した展示コーナー。
▲壁面のひとつひとつがガンプラです。圧巻!

「BHC PDII MUSEUM」のレポートは次ページに続きます!

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