トランプ氏、印パ貿易拡大に意欲-カシミール問題解決にも協力の意向

Sudhi Ranjan Sen、Khalid Qayum

トランプ米大統領は、インドとパキスタンの停戦合意で仲介役を果たした米国の成果を強調し、今後両国との貿易拡大に意欲を示した。

  トランプ氏は10日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「さらに多くの死や破壊をもたらしかねなかった現在の攻撃を停止すべきだと完全に認め、理解する強さ、知恵、そして勇気」を見せたインドとパキスタンのリーダーシップを誇りに思うとたたえた。

  さらに「まだ議論していないが、この偉大な両国との貿易を大幅に拡大するつもりだ」と述べ、インドとパキスタンが領有権を巡り長年対立しているカシミール問題についても、解決策を模索すべく「私は両国と協力する」と表明した。

  これより前の投稿でトランプ氏は、「米国が仲介した夜を徹しての協議の結果、インドとパキスタンが完全かつ即時の停戦に合意したと発表できることをうれしく思う」と述べていた。ルビオ米国務長官がXに投稿したところによれば、両国政府は幅広い課題について中立地帯で協議を開始する。

関連記事:インドとパキスタンが停戦合意、米国が仲介-履行には早くも暗雲

原題:India, Pakistan Reach US-Backed Truce Though Clashes Go On (1)

(抜粋)

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