データセンターのある街、リアルに暑くなる。最大2.2度上昇(ギズモード・ジャパン)

デカいドライヤーがずっと動いてるみたいなもんか。 アリゾナ州立大学(ASU)の研究チームがアリゾナ州・フェニックス近郊のデータセンター周辺で気温を測定したところ、施設の風下エリアの気温が平均0.7〜0.9度(摂氏換算)上昇し、最大では約2.2度もの上昇が確認されました。 熱の影響は施設の外壁から約500メートル先まで届いていたといいます。 この研究は2026年5月、査読付き学術誌『Journal of Engineering for Sustainable Buildings and Cities』に掲載されました。データセンターの風上・風下の気温を車両搭載センサーでリアルタイムに直接測定した研究は、これが世界初とのこと。

データセンターの中には何万台ものサーバーが動いていて、計算するたびに電力が熱に変わります。その熱を逃がすため、屋上や外壁には大型の空冷式コンデンサーが並んでいます。巨大なドライヤーが一斉に外に向かって温風を吹き出しているようなイメージです。 この空気は周囲の気温より約8〜14度(華氏14〜25度)高く加熱されており、熱の塊が風に乗って周辺の住宅街へと流れ込みます。研究チームのデイビッド・セイラー教授によると、データセンター1棟が出す廃熱は、一般家庭4万世帯分の熱量を超えることもあるといいます。 研究チームは2025年6月〜10月にかけて、複数の車両に高精度の温度センサーを搭載し、フェニックス近郊のデータセンター4施設の周辺を走り回りながら測定を実施しました。

たった1度や2度の話と思うかもしれません。でも、そこには「負のスパイラル」が潜んでいます。 気温がわずか1度上がるだけで、なんか昨日より暑くない?って日、ありますよね。そうなると近隣の住宅や店舗でのエアコン使用が増えますてエアコン自体も室外機から熱を排出するため、街はさらに暑くなる…という負の連鎖が起きるのです。 調査対象のフェニックスと夏の気温が46度に達することもある極暑地帯で、この小さな上昇が命に関わる問題にもなりえます。

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