害虫駆除中に発見「新種の可能性高いシロアリ」⋯遺伝子を見たら「全然違う!」“害虫”イメージも研究者は期待「私たちの暮らしに役立つのでは」【シコクオオシロアリ】(テレビ高知)
高知で「新種の可能性があるシロアリ」が見つかり、論文で発表されました。「シコクオオシロアリ」と名付けられたシロアリは、倉庫での害虫駆除の最中に発見されました。「害虫」のイメージが強いこのシロアリですが、発見した研究者は「研究が進めば、私たちの暮らし役立つのではないか」と話します。 【写真】“新種”の可能性が高い!新たに発見された「シコクオオシロアリ」 新たに見つかったのは「オオシロアリ」の仲間で、「シコクオオシロアリ」と名付けられました。体長は15mmほどと成人の親指の爪ほどの大きさで、「シロアリ」という名前ですが、頭は「茶色」。2025年12月に公開された論文で「新種の可能性が極めて高い」と発表されました。 「オオシロアリ」は中国、台湾、日本の限られた場所に分布するとされている昆虫で、日本では南西諸島、九州、四国に分布するとされていますが、南西諸島の限られた島でしか生息が確認されていないほか、九州・四国での採集事例や生息確認報告は多くはないということです。 その仲間である“新種”が見つかったのは、高知県での「害虫駆除」の最中でした。 論文を発表したのは、熊本高専で生物などの研究をしている木原久美子准教授です。限られた場所にしか生息しないオオシロアリを「研究したい⋯」と探していたところ、高知の害虫駆除業者から「大きいシロアリがいた」と連絡が入り、写真が送られてきたということです。 ◆熊本高専 木原久美子 准教授 「写真を見て『オオシロアリだな、よかった!いたのか!』という感じで...直感的に高知に行ったんですよね」 Q.写真を見たときは新種だと思いましたか? ◆熊本高専 木原久美子 准教授 「全然、考えていなかったです。過去の文献に『オオシロアリがいる』という記述があったので『そのオオシロアリなんだな』と思って、確認しに行こうと...」 こうして「オオシロアリ」を確認するため、木原准教授は、“大きなシロアリ”が見つかった高知県西部の三原村へと向かいました。 オオシロアリが見つかったのは、倉庫として使用されていた木造建造物で、現地では、床下や天井の梁に食害の痕が確認されたほか、死骸もあったといいます。