京都が強力2トップ欠場&2人出場停止も3発快勝、暫定2位に浮上!! FC東京は公式戦4連敗で降格圏転落

[5.31 J1第19節 京都 3-0 FC東京 サンガS]

 J1リーグは31日、各地で第19節を開催した。京都サンガF.C.FC東京に3-0の快勝を収め、暫定2位に浮上した。FWラファエル・エリアスとFW原大智が欠場となり、MF平戸太貴とFWマルコ・トゥーリオは出場停止で欠く中でも3ポイントを積み上げた。

 両チームとも流れの中からチャンスを作れない展開だったが前半32分、京都が試合を動かした。DF福田心之助がロングスローと見せかけて近くに投げ入れてリターンを受ける。そのままクロスを上げると、ゴール前でDF鈴木義宜が反応。シュートには持ち込めなかったが、MF川崎颯太がこぼれ球に反応してゴール左に蹴り込んだ。

 対するFC東京は前半40分、中盤でMF高宇洋がルーズボールを拾って縦のMF安斎颯馬に刺す。安齋のパスを受けたMF遠藤渓太がペナルティエリア内左から巻いてゴールを狙ったが、枠の右に外れた。ただ前節負傷交代のFWマルセロ・ヒアンを欠く中で攻撃の形は見えず、1点ビハインドで試合を折り返した。

 京都は後半2分、左サイドから攻め込んでMF福岡慎平がペナルティエリア手前のFWムリロ・コスタにパス。M・コスタはFW長沢駿とのワンツーでペナルティエリアに侵入するも、シュートはGK波多野豪に阻まれた。同6分にはDF福田心之助が最前線でMF高宇洋からボールを奪って決定機を迎え、福田の折り返しを長沢が合わせたものの枠の左に外れた。

 すると後半13分、日本代表MF俵積田晃太のスルーパスでMF遠藤渓太が抜け出してFC東京に決定機が訪れた。遠藤が左サイドから折り返したボールをMF小泉慶が合わせると、GK太田岳志にセーブされたこぼれ球を遠藤が押し込んだ。しかしVARが確認した結果、遠藤はオフサイドポジション。同点ゴールは取り消しとなった。

 難を逃れた京都は後半25分、大きな追加点を奪った。MF松田天馬が敵陣ペナルティエリア付近でDF土肥幹太からボールを刈り取って折り返したボールを長沢が落とし、走り込んできたMF武田将平がゴール右に流し込んだ。

 なおも京都は後半30分、川崎が長沢の落としを引き取って前進し、斜めに走るMF奥川雅也へパス。奥川は右足でファーサイドのゴール左隅へと流し込み、3点差にリードを広げた。

 意地を見せたいFC東京は日本代表DF長友佑都などを投入し、反撃を試みた。しかし無得点に終わって公式戦4連敗。リーグでは3連敗となり、1試合延期分があるものの明日試合を行う横浜FCを得失点差で下回って降格圏に転落した。

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