Windows、ベータ版で“MSアカウント強制”回避する裏ワザが削除…もすぐに代替策が見つかる(オタク総研)

Microsoftは3月末、Windows 11のベータチャンネル向け最新ビルドを公開した中で、セットアップ時にMicrosoftアカウントやインターネット接続を必須とする要件を回避する知れた手法が塞がれたとして話題になっていた。 【動画】新たな対応策を紹介する有志による実演 このアップデートはWindows 11の試験機能を最速で試すことができるInsider ProgramのDev、Betaチャンネル向けに配信されたもので、対象ビルドはBuild 26200.5516やBuild 26120.3653。内容としてはWindows 11のセットアップ時にMicrosoftアカウントやインターネット接続の要件を回避するために広く使用されていた「bypassnro.cmd」スクリプトの削除。 そもそもWindows 11以降は原則、初期設定の際にマイクロソフトが発行するMicrosoftアカウントをログインすることが必須条件になっている。現在、企業や教育機関向けの「Pro」エディションではない場合、現在はスキップできない仕様に。しかし、一部のユーザーの間では「bypassnro.cmd」と呼ばれるスクリプトを用いれば、それらの制限をかいくぐることができ、Microsoftアカウントを強制されたくないユーザーにとって重要な手段となっていた。 同社はこの変更について「Windows 11のセキュリティとユーザーエクスペリエンスを強化するため、ビルドからbypassnro.cmdスクリプトを削除します。 この変更により、すべてのユーザーがインターネット接続とMicrosoftアカウントでセットアップを終了できるようになります」と紹介している。 この変更は実際の正式ビルドに反映されない場合もあるため確定したものではないものの、早くも「bypassnro.cmd」に代わる回避手段が複数発見された。 すぐに行える簡単な手法としては、セットアップ中に「Shiftキー+F10」同時押しでコマンドプロンプトを開いて「start ms-cxh:localonly」と入力するだけ。これだと従来の再起動を必要としたbypassnro.cmdよりもスマートな方法となる。 また、その他の方法としてはレジストリを直接編集する手も。こちらでもコマンドプロンプトを起動し、レジストリエディタで「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\OOBE」に「BypassNRO」というDWORD値(32ビット)を作成し、値を1に設定することで、要件を回避可能になる。レジストリ編集は動作に影響を与える可能性もあるため、極力前者を活用したい。

編集部 IT/デジタル担当

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