アップル、iPhoneなどでチャットGPT機能提供を開始
12月11日、米アップルは、iPhoneの最新機種「16」などで米オープンAIが開発した対話型人工知能(AI)「チャットGPT」の機能の提供を始めた。写真は、スティーブ・ジョブズ・シアターで開催された同社イベントで新機種を試す参加者ら。 9月9日、カリフォルニア州クパチーノで撮影(2024年 ロイター/Manuel Orbegozo)
[11日 ロイター] - 米アップル(AAPL.O), opens new tabは11日、iPhoneの最新機種「16」などで米オープンAIが開発した対話型人工知能(AI)「チャットGPT」の機能の提供を始めた。
今回の動きは、アップルの機器販売でかき入れ時となる年末商戦に実施された。投資家からはiPhone16の販売促進に役立つと期待する声がある一方、生成AI機能「アップルインテリジェンス」の展開が遅れていることから販売への悪影響を懸念する向きもある。
iPhoneの16を含めた一部機種のほかに、タブレット端末「iPad」、パソコン「Mac」の一部も対象。最新のアップデートにより、AIを活用した幅広いツールを利用できるようになる。
チャットGPTを採用することは今年6月に発表していた。利用者はアップルの音声アシスタント「Siri(シリ)」を通じて、画像やプレゼンテーションなどの文書に関する問い合わせにチャットGPTを使えるようになる。
対応したアプリを使った場合にはチャットGPTに文書作成を依頼したり、画像生成機能を用いたりすることも可能だ。
AI機能はiPhone16の他に、iPhone15の最上位機種「Pro Max」と「Pro」でも利用できる。「A17 Pro」または「M1」以降の半導体を搭載したiPadや、M1以降の半導体を用いたMacでも使えるようになる。
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