高速ビームでも「通過ルートが不確定」だと壁を傷つけずに通過できる (3/3)

現実世界がバグっていることを感じさせる量子力学ニューストップ7【2024年度版】

2024年も量子力学が大きく飛躍した1年になりました。そこで今回は年末企画としてこの世がバグっていることを感じさせる量子力学研究トップ7を紹介したいと思います。

時間は「量子もつれ」の副産物に過ぎないとする研究結果が発表

伊フィレンツェ大は時間は「量子もつれ」の副産物のような存在であると発表。決め手となったのは時間の代りに量子状態を含む新たなシュレーディンガー方程式でした

絶対零度を超える負の温度は「この世の何より」も熱い

英ケンブリッジ大は絶対零度を超えて負の温度に達した「この世の何よりも熱い」物体を、さらに全くの未知の「何か」に進化させたと発表。負の温度の物体は理論的に無限大温度の物体も加熱できると考えられています。

単一電子の物質波を螺旋状に変えることに成功

独コンスタンツ大は単一の電子の物質波を螺旋状に変化させることに成功したと発表。研究者は「このようなコイル電子が実験室だけでなく自然界にもあるなら宇宙論的な意味をもつ可能性がある」と述べています。

日本人が考案した「量子エネルギーテレポーテーション」をわかりやすく解説

東北大の堀田昌寛氏によって提唱された量子エネルギーテレポーテーションでは、ある空間Aに注いだエネルギーを別の空間Bのゼロ点エネルギーから取り出せます。今回このSFチックな理論を紹介します