話題株ピックアップ【昼刊】:DG、日本製鉄、INPEX
■丹青社 <9743> 1,294円 +196 円 (+17.9%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
丹青社<9743>は物色人気を集めている。前週末13日取引終了後、26年1月期連結業績予想について売上高を980億円から1000億円(前期比8.9%増)へ、営業利益を60億円から75億円(同45.7%増)へ上方修正すると発表した。配当予想も60円から70円(前期45円)に引き上げた。大阪・関西万博関連のプロジェクトで工期や原価上昇リスクを顕在化させずに完了できたことで収益性が改善したことが寄与する。これが好感されている。■TENTIAL <325A> 5,090円 +700 円 (+15.9%) ストップ高買い気配 11:30現在
TENTIAL<325A>がストップ高の5090円水準でカイ気配となっている。前週末13日の取引終了後、25年8月期の単独業績予想について、売上高を65億1400万円から95億600万円へ、営業利益を3億9000万円から6億4900万円へ、純利益を3億1500万円から4億6400万円へ上方修正したことが好感されている。今期は決算期変更に伴い7カ月決算であることから、前期との比較はないものの、会社側によると営業利益は前年同期比88.6%増を見込むとしている。消費者の健康意識の高まりや認知度の拡大を背景に、主力商品のリカバリーウェア「BAKUNE」を中心に販売が想定を大きく上回って推移していることが売上高・利益を押し上げる。また、5月から6月にかけてのギフト需要を想定以上に取り込んでいることも寄与する。なお、同時に第1四半期(2~4月)決算を発表しており、売上高28億5100万円、営業利益1億8900万円、純利益1億3100万円となった。■アドバンテスト <6857> 9,284円 +780 円 (+9.2%) 11:30現在 東証プライム 上昇率5位
アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連の大手メーカーは売り買い交錯のなかも底堅い値動き。前週末の欧米株市場が軒並み安となり、米国ではエヌビディア<NVDA>をはじめ半導体セクターへの売りが目立った。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2.6%安と急反落しており、東京市場でも同関連株への売り圧力が拭えない状況にある。しかし、アドテストを除いて前週末に主力どころは総じて売り込まれていたこともあり、きょうはリバウンド狙いの押し目買いも観測される状況となっている。■アストロHD <186A> 740円 +48 円 (+6.9%) 11:30現在
アストロスケールホールディングス<186A>が大幅反発している。前週末13日の取引終了後に発表した26年4月期連結業績予想で、売上高50億円~60億円(前期比2.0倍~2.4倍)、営業損益103億円の赤字~93億円の赤字(前期187億5500万円の赤字)を見込み、営業赤字幅が大きく縮小する見通しであることが好感されている。開発フェーズの進捗に伴い日本・英国・米国を中心に増収を計画しており、特に日本の増収率が最も高くなる見込み。また、経済安全保障重要技術育成プログラム(K Program)による寄与も期待できるとしている。■日本製鉄 <5401> 2,915円 +86 円 (+3.0%) 11:30現在
日本製鉄<5401>は堅調。同社は14日、米国鉄鋼業において前例のない大規模な投資を実現し、10万人以上の雇用を守り創出する米USスチール<X>との歴史的なパートナーシップについて、トランプ米大統領が承認したと発表した。これに関連して米政府との間で国家安全保障協定を締結し、「2028年までに約110億ドルを投資」することを定めたという。また、「ガバナンス(米政府への黄金株の発行を含む)、国内生産、通商に関するコミットメント」も定められているとした。USスチールの買収計画を巡る先行き不透明感が晴れたことがポジティブ視されている。■ジェイ・エス・ビー <3480> 3,890円 +95 円 (+2.5%) 11:30現在
ジェイ・エス・ビー<3480>に買いが先行し、年初来高値を更新した。同社は13日取引終了後、25年10月期第2四半期累計(24年11月~25年4月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比11.4%増の79億2900万円となり、通期計画の85億800万円に対する進捗率は93.2%となった。売上高は同10.0%増の423億200万円で着地。物件管理戸数の増加に伴い、学生マンションの家賃収入をはじめとする各種不動産賃貸関連サービスの売り上げが堅調に推移した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。また、配当方針の変更もあわせて発表。これまでは「連結総還元性向20%を目標にする」としていたが、変更後は「連結配当性向40%を目標にする」こととし、これに伴って今期の期末一括配当を従来計画比27円増額の105円(前期は72円)にするとしている。■バンクオブイ <4393> 10,540円 +80 円 (+0.8%) 11:30現在
バンク・オブ・イノベーション<4393>が反発している。前週末13日の取引終了後に、他社IPをベースとした新作ゲームの開発・運営に関する契約を締結したと発表したことが好感されている。取引内容の詳細は非開示。新作ゲームのリリース時期は数年後の予定で、それまでの間に相応の開発費が発生する見込み。なお、25年9月期業績への影響は軽微としている。■INPEX <1605> 2,136円 +13.5 円 (+0.6%) 11:30現在
INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が連日高。INPEXは7日続伸、石油資源は5日続伸に買われている。イスラエルが13日にイランの核関連施設など攻撃し、イランが報復に出るなか、中東の地政学リスクが高まり原油供給不安が膨らんだ。13日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の7月限が前日比4.94ドル高の1バレル=72.98ドルに上昇。12日の時間外取引では一時77.62ドルと1月以来、約5カ月ぶりの水準に値を上げた。週明け16日の時間外のWTI価格は73ドル近辺で推移している。■フィットイージー <212A> 2,219円 +400 円 (+22.0%) ストップ高買い気配 11:30現在
フィットイージー<212A>がストップ高の2219円水準でカイ気配となっている。前週末13日の取引終了後、25年10月期の単独業績予想について、売上高を81億5000万円から92億円(前期比37.9%増)へ、営業利益を20億1000万円から22億1000万円(同35.4%増)へ、純利益を13億2000万円から14億8000万円(同36.8%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を21円から24円へ引き上げたことが好感されている。新規出店が計画を上回る見通しであることに加えて、全店舗統一キャンペーンなどの積極的なプロモーション活動や新たなアミューズメントサービスを導入したことによる既存店の会員数の増加などが要因としている。なお、同時に発表した4月中間期決算は、売上高42億3900万円(前年同期比36.3%増)、営業利益10億8400万円(同20.6%増)、純利益7億2300万円(同22.9%増)だった。また、25年10月末時点の株主から株主優待制度を導入するとあわせて発表しており、これも好材料視されている。毎年10月末時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じてQUOカード1000~1万円分、会費1年割引500~3000円分、ビジター券2~8枚を贈呈する。■三井ハイテック <6966> 674円 -81 円 (-10.7%) 11:30現在 東証プライム 下落率2位
三井ハイテック<6966>は売られる。前週末13日取引終了後に2~4月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比8.4%増の546億7700万円、最終利益は同79.7%減の9億6800万円だった。大幅減益となったことが嫌気されている。電動車向け駆動・発電用モーターコアの堅調な需要などを追い風に増収を確保。一方、利益面では車載向け製品の受注減に加え、外貨建て金融資産の為替差損が大きく響いた。なお、通期の増収減益見通しに変更はない。■エイチ・アイ・エス <9603> 1,404円 -138 円 (-9.0%) 11:30現在 東証プライム 下落率4位
13日に決算を発表。「2-4月期(2Q)経常は40%減益」が嫌気された。エイチ・アイ・エス <9603> [東証P] が6月13日大引け後(15:30)に決算を発表。25年10月期第2四半期累計(24年11月-25年4月)の連結経常利益は前年同期比17.8%増の68.8億円に伸び、通期計画の110億円に対する進捗率は62.6%に達し、さらに前年同期の55.9%も上回った。
⇒⇒エイチ・アイ・エスの詳しい業績推移表を見る■サンバイオ <4592> 3,215円 -235 円 (-6.8%) 11:30現在
サンバイオ<4592>は4日続落。前週末13日取引終了後に2~4月期連結決算を発表。売上高はゼロ(前年同期も同じ)、最終損益は15億3100万円の赤字(前年同期1億4400万円の赤字)だった。「アクーゴ」の製造販売承認事項一部変更承認取得に関連する費用に加え、為替差損の計上が重荷となった。前年同期から赤字が拡大したことがネガティブ視されているようだ。■ギフトホールディングス <9279> 3,580円 -245 円 (-6.4%) 11:30現在 東証プライム 下落率7位
13日に決算を発表。「上期経常は一転3%減益で下振れ着地」が嫌気された。ギフトホールディングス <9279> [東証P] が6月13日大引け後(15:30)に決算を発表。25年10月期第2四半期累計(24年11月-25年4月)の連結経常利益は前年同期比3.2%減の15.4億円に減り、従来の17.9%増益予想から一転して減益で着地。
⇒⇒ギフトホールディングスの詳しい業績推移表を見る■Liberaware <218A> 1,661円 -99 円 (-5.6%) 11:30現在
13日に決算を発表。「8-4月期(3Q累計)最終が赤字拡大で着地・2-4月期も赤字拡大」が嫌気された。Liberaware <218A> [東証G] が6月13日大引け後(15:30)に決算を発表。25年7月期第3四半期累計(24年8月-25年4月)の最終損益(非連結)は13.2億円の赤字(前年同期は2.6億円の赤字)に赤字幅が拡大した。4月末時点で4.4億円の債務超過に陥った。
⇒⇒Liberawareの詳しい業績推移表を見る■フォーシーズHD <3726> 870円 +150 円 (+20.8%) ストップ高 11:30現在
フォーシーズHD<3726>がストップ高の水準となる前営業日比150円高の870円に買われた。同社は前週末13日の取引終了後、第三者割当による新株・新株予約権の発行を決議したと発表した。GFA<8783>やジェリービーンズグループ<3070>、みらい再生支援機構合同会社(東京都中央区)を割当先として新株を発行するほか、新株予約権の割当予定先には実業家の堀江貴文氏や、「元青汁王子」こと三崎優太氏といったインフルエンサーの名があり、材料視されたようだ。フォーシーズは手取り概算で約15億4000万円を調達。太陽光発電や系統用蓄電池の事業に関する開発資金などに充てる。新株と新株予約権が全て行使された場合に交付される株式数の合計をベースとした希薄化率は24.81%となる。 ●ストップ高銘柄モンスターラボ <5255> 195円 +50 円 (+34.5%) ストップ高 11:30現在
エス・サイエンス <5721> 342円 +80 円 (+30.5%) ストップ高 11:30現在 マックハウス <7603> 215円 +50 円 (+30.3%) ストップ高買い気配 11:30現在 ビート <9399> 876円 +150 円 (+20.7%) ストップ高買い気配 11:30現在 など、10銘柄 ●ストップ安銘柄 なし 株探ニュース