アマゾン社員の「給与テーブル」一覧表。クラウドと小売の巨人はソフトウェアエンジニアやデータサイエンティストらに、いくら支払っているか?(海外)(BUSINESS INSIDER JAPAN)
アマゾン(Amazon)のアンディ・ジャシーCEOは、AIは人員削減と雇用増加の両方をもたらすだろうと述べた。アマゾン がデータサイエンティスト、ファイナンシャルアナリスト、その他の主要な役職に支払っている給与は次のとおりだ。連邦提出書類によると、アマゾンのソフトウェアエンジニアの基本給は最高26万3700ドル(約3824万円)になる可能性がある。 AIは、アマゾンを含むテクノロジー業界全体の労働力を再形成している。 クラウドとテクノロジーの巨人であるアマゾンのアンディ・ジャシーCEOは、テクノロジーは必然的に人員削減を意味し、ロボット工学やAIなどの分野での雇用増加も意味すると述べた。 ジャシー氏は6月のメモで、社員に対し「できる限りAIを活用し、実験する」よう促し、反発を招いた。Business Insiderが以前報じたように、アマゾンの一部子会社の社員は昇進を申請する際にAIをどのように活用しているかを示す必要がある。 AI求人検索プラットフォームであるジョブライト(Jobright)のデータによると、アマゾンはAI関連人材の採用を積極的に進めている。レポートによると、アマゾンのAI関連求人広告数はメタ(Meta)、グーグル(Google)、マイクロソフト(Microsoft)の3倍に上るという。 アマゾンのAI導入は、ジャシー氏が推進する、より効率的でスタートアップのような労働力の構築に向けた継続的な取り組みと合致している。これは、オフィス勤務への復帰、マネジメント層のフラット化、そして優秀な人材に報いるための給与モデルの見直しといった形で現れている。 最近では、このEC大手は、企業文化を主要な評価基準とする、より厳格な業績評価プロセスを導入した。 企業が米国外で雇用する際に提出しなければならない公開書類によると、アマゾンには 150万人の従業員 がおり、2025年第1四半期に約1万1300人の外国人労働者を採用した。 提出書類にはアマゾンがこれらの役職に支払っている給与が記されている。だが、そのデータは外国人採用者のみに関するもので、アマゾンの従業員が基本給に加えて受け取ることができる株式やその他の福利厚生は含まれていない。 そのデータによれば、同社のアマゾンウェブサービスクラウド(Amazon Web Service Cloud)部門で働くソフトウェアエンジニアは最高18万5000ドル(約2683万円、1ドル=145円換算:以下同)を稼げる。その一方、アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)のソフトウェア開発エンジニアは26万3700ドル(約3824万円)を稼ぐことが可能だ。 アマゾン・ドット・コムでは、データサイエンティストとファイナンシャルアナリストは、それぞれ最高23万900ドル(約3348万円)と20万4028ドル(約2958万円)を稼げる。テクニカルプロダクトマネージャーは、最高23万5200ドル(約3410万円)を稼ぐことができる。 アマゾンの広報担当者はBusiness Insiderに対し、報酬パッケージは役割とレベルに基づいており、勤務地、業績、その他の要因に基づいて決定されると語った。 さらに広報担当者は、報酬制度について最も優秀な人材を引きつけ、やる気を引き出すことを目的としており、同社は定期的に報酬制度を見直し、競争力を確保していると述べた。 2025年第1四半期の応募に基づき、アマゾンが海外から最も頻繁に採用している主要職種に支払っている給与は以下のとおりだ。