劇的すぎる大仕事!磐田内定関大DF吉村瑠晟がデビュー戦延長決勝弾!!G大阪を逆転で下しPOラウンドへ

[5.21 ルヴァン杯3回戦 磐田2-1(延長)G大阪 ヤマハ]

　ルヴァンカップの3回戦で、ジュビロ磐田が延長戦の末にガンバ大阪を下した。プレーオフラウンドは湘南ベルマーレと対戦。磐田は6月8日の第2戦をホームで戦う。

　互いに譲らぬ展開になった。先制点を決めたのはG大阪。前半43分にDF中谷進之介が自陣から出したロングパスで裏に抜け出したFWデニス・ヒュメットがゴール前まで運ぶと、GKとの1対1をループシュートで制す。

　磐田の選手はオフサイドを主張していたが、プレーオフラウンドまではVARの導入もないことから、ノーオフサイドの判定がそのままとなり、G大阪に先制点が入った。

　そのまま試合は進み、G大阪が逃げ切りを図る展開になるが、後半35分、磐田が同点に追いつく粘りをみせる。MFジョルディ・クルークスの左クロスがDFに当たってこぼれると、FW佐藤凌我が左足で押し込んで、スコアがタイに戻った。

　そして延長戦で勝ち越したのは、ホームの声援に押される磐田だった。延長後半5分、MF川合徳孟のスルーパスに反応したクルークスのシュートはGKに防がれたが、こぼれ球にDF吉村瑠晟が詰めて、試合をひっくり返した。

　吉村は神戸弘陵高から関西大に進学。大学3年生だった24年4月に早くも卒業後の磐田入団を内定させた選手で、昨年はプレシーズンマッチの出場はあったが、磐田での公式戦デビュー、ベンチ入りもこの日が初だった。21歳大学生が大仕事をやってのけた磐田が、プレーオフラウンド進出を決めた。●ルヴァン杯2025特集▶お笑いコンビ・ヤーレンズのサッカー番組がポッドキャストで配信中