名古屋が感じさせる“ランゲラックの穴”…脇を抜かれた失点シーンにGK武田「絶対に取らないといけない」

[3.15 J1第6節 東京V2-1名古屋 味スタ]

 名古屋グランパスの守護神は「みんなに本当に申し訳ない気持ちが一番大きい」と悔やんだ。後半18分、FW山見大登に許したシュートがGK武田洋平の脇を抜けて同点被弾になる。さらに同28分にはセットプレーから逆転弾も決められた。

 名古屋は絶対的な守護神だったランゲラックが昨季限りで退団。代わりにGKシュミット・ダニエルを補強したが、キャンプ中に右ひざを負傷するアクシデントに見舞われた。すべての責任がGKにあるわけではないが、開幕からクリーンシートはなし。6戦勝ちなしと、“ランゲラックの穴”を感じさせずにはいられない結果にもなっている。

 ただ1失点目の場面は山見のシュートがブロックに行ったDF佐藤瑶大の足に当たってディフレクションする不運もあった。しかし武田は「当たってコースが変わったけど、どっちにしろ取れる範囲に来ているボールは絶対に取らないといけない」と言い訳することなく“ミス”だと受け止めると、「下を向かずに、自分も含めてですけど切り替えて、チーム全体で勝つためにやっていかないといけない」と改善を誓っていた。 (取材・文 児玉幸洋)★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!●2025シーズンJリーグ特集

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