知念慶が劇的同点弾!! 意地を見せた鹿島、浦和に土壇場で追い付いてJ1新記録のホーム26戦無敗達成

[3.16 J1第6節 鹿島 1-1 浦和 カシマ]

 J1リーグは16日、第6節2日目を各地で開催し、県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズ浦和レッズが対戦し、1-1で引き分けた。後半45分に追い付いてドローに持ち込んだ鹿島はホーム26試合連続無敗のJ1リーグ新記録を樹立した。

 両チームの対戦は22年以降、6試合連続ドロー中。鹿島は今季第4節FC東京戦で2-0の勝利を収めてホーム25試合連続無敗を達成しており、浦和戦を引き分け以上で終えればJ1リーグ記録を更新することとなる。  4連勝中で首位に立つ鹿島は第5節柏戦(○3-1)から先発の入れ替えはなく、同じ11人を先発起用。一方、前節岡山戦(○1-0)で今季初白星を獲得した浦和も同試合から先発の変更はなく、同じ11人がスターティングメンバーに名を連ねた。

 序盤からアウェーの浦和が積極的な姿勢を示し、MF安居海渡、FW金子拓郎、FWチアゴ・サンタナがフィニッシュに持ち込む場面を作り出す。その後は両チームともに球際で激しい争いを繰り広げ、一進一退の攻防が続く。

 ともに高い集中力を保った守備で相手に好機を創出させなかったが、前半終了間際の45+4分に浦和がスコアを動かす。右サイド高い位置でボールを受けたDF関根貴大が供給したラストパスはGK早川友基に触れられるも、こぼれ球に走り込んだMF松本泰志が押し込んで先制に成功した。今季、広島から加入した松本にとって嬉しい移籍後初ゴールとなった。

 1-0のまま後半を迎えると、1点のビハインドを背負う鹿島ベンチが11分に動き、FWチャヴリッチ、FW師岡柊生、MF知念慶の3枚を一気に投入して状況を打開しようと試みる。

 17分には浦和に追加点のチャンスが訪れる。PA外からチアゴ・サンタナが放ったシュートは相手選手に当たってコースが変わりながらもゴールに向かうが、好反応を見せた早川に弾き出されてしまう。さらに34分にはGK西川周作のロングパスを巧みに収めたチアゴ・サンタナがループ気味のシュートでゴールを脅かすが、これも早川に阻まれてしまった。

 その後、まずは同点ゴールを狙う鹿島が圧力を強めるものの、粘り強く体を張って対応する浦和が得点を許さない。しかし、45分に鹿島が意地で追い付く。一度はFKをはね返されながらもFW鈴木優磨がつなぐと、DF植田直通のクロスを知念がヘディングで叩き込み、1-1のドローに持ち込んだ。両チームの対戦は7試合連続で引き分けに終わることとなった。

今季は一味違う終盤に鹿島が粘り強さを発揮!

セットプレー崩れから#知念慶 土壇場の同点ゴール

明治安田J1第6節鹿島×浦和

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