佐々木朗希、ドジャースは大敗も「ササキは一歩前進」と現地メディア(J SPORTS)

ドジャースの佐々木朗希は現地4月12日(日本時間13日)、本拠地ドジャースタジアムでのカブス戦に先発登板。

いずれもキャリアハイとなる5回81球を投げ、4安打1失点、3奪三振2四球と好投するも、打線の援護に乏しく、1点を追う状況での降板となった。試合はその後、ドジャースが計16失点を喫する大荒れの展開となり、ルーキー右腕は今季初黒星を喫した。

◆試合結果 カ ブ ス|0 1 0 0 0 1 5 4 5|16 ドジャース|0 0 0 0 0 0 0 0 0| 0

現地紙『ロサンゼルス・タイムズ』は試合後、電子版に「ロウキ・ササキは一歩前進するも、ドジャースは攻撃が後退するなか醜い敗戦」と題した記事を掲載。

この日の佐々木について「右腕はこの土曜に今季4度目、そしてドジャースタジアムでは2度目の先発を果たすと、シカゴ・カブスを相手に5回を力投し、これまでで最高の投球を見せた」と評した上で、その後の大敗の顛末について触れた。

「それでも、ササキが然るべき方向へ踏み出したという記憶は鮮明に残った」とした上で、デーブ・ロバーツ監督による「今日の希望は、彼が前回の登板からさらに前進するということだったが、私にとっては、それが今夜の一筋の光明となった」。

「恐らく、この試合で最も重要だったのは、彼が調子を上げ、多くのイニングをこなしつつ、ストライクを投げたところだった思う」とのコメントを伝えた。

一方、MLB.comは試合後、「『シャープな』ササキがキャリア最長登板でコマンドを向上させる」と題した記事を掲載し、その冒頭で「土曜日にドジャースタジアムでカブスに16-0で敗れる前、ロサンゼルスのデーブ・ロバーツ監督は、前夜のヨシノブ・ヤマモトによる先発登板は、ロウキ・ササキにとっての青写真になると見ていた」とした。

続けて同監督による、「カウントで先行すること。両方の変化球を混ぜること。速球を制球し、それ満たすこと。ヨシは昨晩、とても良いリズムで投げていたと思うし、ロウキがそれを再現し、後を追うことができれば、我々は良い状態になるはずだ」とのコメントを掲載した。


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その上で、この日のルーキー右腕の登板について、「新人投手にはあって当然の試行錯誤はあったにせよ、ササキは期待に応え、ドジャースに始まったばかりのキャリアにおける最長の登板をもたらした。ササキはメジャーリーグで初めて5回を投げ、81球のうちストライクを50球投げたが、その両方がキャリアハイだった」とまとめた。

記事によると、ロバーツ監督は佐々木について「今夜の彼はとてもシャープに見えた」と述べたとのこと。

また、記事ではバッテリーを組んだオースティン・バーンズによる「ロウキは良かったと思う。相手はタフな打線だったから。あの中軸は強打者だし、ブッシュの打席はタフだった。彼は良かったと思うよ。球種を織り交ぜていた。クオリティ・スタートだったと思う。試合を作ってくれたからね」とのコメントを伝えている。

J SPORTS 編集部

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