新型ティアナにN7の弟分「N6」登場!! 2026年にはZ NISMOも! 中国日産が本気モードに突入か!!!

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 2025年10月16日、日産の中国展開40周年を祝うイベントで驚きの発表を行った。なんと中国で新型「N6」と新型「ティアナ」を発売するというのだ。N6は現在好評のN7の弟分としてPHEVセダンという形で、ティアナはフルモデルチェンジICE車として登場する予定だ。

文:ベストカーWeb編集部/画像:日産、東風日産

【画像ギャラリー】北京モーターショーでも出展されたクルマが続々! 新型PHEVセダン「N6」に次世代ICE車「ティアナ」! Z NISMOも中国展開開始!(12枚)

2026年より中国でも導入されるZ NISMO。中国の日本車ファンもこれにはニッコリだろう

 日産が中国市場で展開する合弁会社「東風日産」から、同社初のPHEVセダン新型「N6」と新型「ティアナ」が公開されたぞ! 

 2025年の北京モーターショーでは、BEVとPHEVの両方でセダンのコンセプトカーが登場し、その後N7が販売されただけに、PHEVセダンの方はいつ出るかと待ち望まれていた。それがいよいよカタチとなる!

 両モデルは日産の中国展開40周年を祝うイベントで披露され、会長のイヴァン・エスピノーザもなんと現地入り! 会場では、日産の経営再建計画「Re:Nissan」を強調しながら、この新型車がそうした文脈に位置づけられていることを明らかにした。

プラットフォームはN7と同じ。EV大国中国といってもやはりまだまだPHEVやガソリン車を捨てるということではない

 新開発の「N6」は1.5リッターエンジンに21.1kWhのLFPバッテリーを組み合わせたPHEV。すでに中国で好評を得ているN7と同様の技術が採用され、静粛性や力強さに加えて航続面での安心感も狙えそうだ。

 兄貴分に相当する「N7」も発売以降、ガソリン車からEVに初めて乗り換えようという方におすすめ、といったような声が出ていた。弟分となる「N6」はPHEVであるため、「N7」以上にガソリン車とEVをつなぐ存在となるかもしれない。

 ボディは全長4831×全幅1885×全高1491mmで、ホイールベースは2815mm。N7ゆずりの「V-Motionデザイン」によるシグネチャーグリルと前後のLEDライトが存在感を放ち、滑らかなサイドのラインが伸びやかなプロポーションをつくる。

 詳細は数週間以内に順次発表予定とされるとのことだから目が離せない。現地報道によれば、EV航続距離はCLTCモードで150km。パワーはモーターで155kW(211ps)、エンジンでは75kW(102ps)とのことだが、正確な電動パワートレーンの出力やEV走行距離の公表にも注目が集まりそうだ。

 室内はファミリー層のニーズに応える広さと快適性を重視とのこと。とくにN7はAIによってシートにかかる圧力を調整してくれたり、冷蔵庫がついていたりと内装の上質さも話題になっていた。広告からもファミリー層や30代くらいの夫婦を狙っていることが窺える。N6にもそういった期待が高まる。

存在感ばっちり。高級セダンの風格、内燃機関という伝統も抱え、それでありながら内装は先進的

 一方の「ティアナ」は、なんとICE(内燃機関)車! これまでプレミアムな快適性から中国で評価されてきた「ティアナ」は、エクステリアをシャープかつエレガントにリファイン。

 さらにHuawei(ファーウェイ)のインテリジェント「Harmony Space5.0」を用いたスマートコックピットを採用! これは中国のICE車では初の試みとなる。同社のHuawei “SOUND” オーディオも導入され、先進的で上質な体験を提供する。

 東風日産ではどうやら、このティアナを快適性と高級な先進技術を備えた内燃機関車のフラグシップとして位置付けようとしているみたいだ。従来の上質さを受け継ぎながら、デジタル面を大きく強化している点がウリなのだろう。

 どちらのモデルも年内に中国市場で発売される予定。なお、同イベントでは、来年からフェアレディZ NISMOも中国に導入されることが発表された。

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