米ミシガン大消費者信頼感、6月速報値60.5に大幅改善 関税ショック鎮静化
米ミシガン大学が13日発表した6月の消費者信頼感指数(速報値)は60.5と、5月確報値の52.2から上昇し、エコノミスト予想の53.5も上回った。改善は6カ月ぶり。ただ、イスラエルがイランに対する大規模攻撃を開始したことで原油価格が上昇しており、改善は一時的なものになる可能性があるとの見方も出ている。(2025年 ロイター/Mario Anzuoni)
[ワシントン 13日 ロイター] - 米ミシガン大学が13日発表した6月の消費者信頼感指数(速報値)は60.5と、5月確報値の52.2から上昇し、エコノミスト予想の53.5も上回った。改善は6カ月ぶり。ただ、イスラエルがイランに対する大規模攻撃を開始したことで原油価格が上昇しており、改善は一時的なものになる可能性があるとの見方も出ている。
消費者調査ディレクターの ジョアン ・ スー 氏は 「トランプ政権が4月に発表した 大規模関税措置 と、 その後の 政策の大きな変動で 消費者は衝撃を受けたが、 ここに来て やや落ち着いたように見える」と指摘。 ただ「経済に対する広範なリスクはなお認識されている」とも述べた。
1年先の期待インフレ率は5.1%と、前月の6.6%から低下。長期的な期待インフレ率は4.1%と、4.2%から低下した。
景気現況指数は63.7。予想は59.4だった。 期待指数は58.4。予想は49.0だった。
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