finalの個人最適化が有線イヤフォンでも使える「DTAS DAC mini」。秋のヘッドフォン祭2026開幕
フジヤエービック主催「秋のヘッドフォン祭 2026」が11月7日、ステーションコンファレンス東京で開催された。ここでは、finalのブースをレポートする。
finalブースの目玉は、完全ワイヤレスイヤフォン「TONARITE」に搭載されている個人最適化機能「DTAS」を有線イヤフォンでも使用できるようになる「DTAS DAC mini」。年内発売を目指しており、価格は5,000〜6,000円程度になる見込み。
DTASは、専用のヘアバンドを装着して、スマホのカメラで頭部・耳・肩などの身体形状をスキャンし、個人の身体特性に合わせた音色プロファイルを生成・適用する技術。スマホとDTAS DAC miniを接続して、DATSのプロファイルを作成すれば、PCや別のスマホと接続した際にもDTASを適用した状態で使えるという。
DTASのスキャンもより簡略化されており、従来は右を向いて停止、左を向いて停止、といった手順で進んでいたが、今回のアプリではスマホの顔認証の登録のように、ゆっくりを頭を動かす形でスキャンできるようになったとのこと。
イヤフォンに合わせた音声プロファイルを適用する都合で、対応機種は「E500」「VR3000」の2機種からスタートするとのこと。また、TONALITEではオーディオ向けのプロファイルを作成していたが、DTAS DAC miniでは、ASMRや空間表現に重きを置いた調整になっている。
すでに発売されているが、約40gの超軽量オンイヤー型ワイヤレスヘッドフォン「PORTA」がオーディオイベントでは初展示。
最高の装着感の実現を目指したという製品で、耳にのせるだけの装着で、側圧も少なく、ヘッドバンド部もAirワイヤー構造にすることで頭部との接触面積も抑え、長時間の装着でも快適に使えるという。
構造的には完全ワイヤレスイヤフォンがワイヤーで繋がっているような形で、それぞれに充電用のUSB-C端子を備えている。あくまで装着感という点で最高を目指した製品とのことだ。
クラウドファンディングでの先行販売を行なっている「ZE3000 ASMR for TINGLE」と「VR3000 PRO for Gaming」の試聴展示も行なっているほか、事前予約なしで「DX10000CL」の試聴も行なえるようになっていた。
DITAブランドからも新製品が展示。レトロ感と近未来的なデザインを組み合わせたというオンイヤーイヤフォン「KA1」と、フラッグシップイヤフォン「VENTURE」の技術を取り入れたミドルモデル「Destin」が国内初展示された。
KA1は発売時期が未定で、価格は4.5万円程度を予定。特徴的なデザインに加えて、幅広い世代の使い勝手を考慮して、付属ケーブルのプラグはUSB-Cを採用。リケーブルも可能で、付属ケーブルはMMCXなのだが、イヤフォン側には2ピンも備えており、様々なケーブルに対応できるようになっている。
Destinは、年内の発売を見込んでおり、価格は40万円以下になる予定。VENTUREと同じDD×1基の構成で、同じ技術を使いつつ、筐体の構造を簡素化したり、振動板を金メッキ仕上げのチタンとセラミックの複合素材から、チタン単体に変更するなどのコストカットを行ない、価格を抑えたモデルとのこと。