<1分で解説>ガソリン価格がまた下がる? 最大10円 仕組みは
依然として高値が続くガソリンについて、政府は22日から新たな補助制度を始めました。ガソリン価格はどのくらいになるのでしょうか。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「新たなガソリンの補助制度」を解説します。
Q ガソリンの値段がまた下がるかもしれないの?
A 経済産業省は21日、物価高対策として22日から始まるガソリンの定額補助の支給額が1リットル当たり7・4円になると発表しました。
Advertisement 給油するガソリンスタンドのスタッフ=福岡市中央区で2025年1月17日午後1時16分、長岡健太郎撮影
Q いきなり7円くらい値下げになるのかな。
A 残念ながらいきなりは下がりません。補助金は石油元売り各社に支給され、ガソリンスタンドなどの小売価格に反映されるのは2~3週間ほど先になります。
ガソリン補助金の流れ
Q 7・4円って中途半端だね。
A 実は支給額は最大10円なのです。いきなり値段が変わって混乱しないように、まず22~28日の小売価格が前週比5円下がるよう定額支援を始めます。ところが、来週の予測価格は原油価格上昇の影響で2・4円高い184・5円のため、最初の週は引き下げ目標の5円と上昇分を足した7・4円を支給します。
Q 頭がこんがらがってきたよ。
A 今後、原油価格が上昇した場合は上昇分に1円上乗せした額を、下落した場合は1円を、それぞれ支給します。原油価格の下落が続いても7・4円に毎週1円を追加していくことになるため、遅くとも3週間後には支給上限の10円に達する見込みです。