日本保守党の百田代表「竹島の日」記念式典で高市政権に注文「日本が強い意志を示すべき」と訴え(島根)|FNNプライムオンライン

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2月22日の竹島の日に島根県松江市で開かれた県主催の記念式典。 出席した国会議員のうち、日本保守党の百田尚樹代表は壇上のあいさつで「重要な日に、総理や大臣が来ないのを韓国は見ている」、「日本が強い意志を示すべき」だと訴えました。

日本保守党・百田尚樹代表: 領土防衛、安全保障、憲法9条、この観点からお話しします。 李承晩ラインが引かれたのは1952年の1月18日です。実はこの日は重要な日というか、この当時日本は主権がなかった。日本はサンフランシスコ講和条約で主権が認められるようになった、その翌年にそれは発効するわけですが、この時点では日本には主権がなかった。まさにその主権がない日本の領土を奪った。これが李承晩ラインです。この時にサンフランシスコ講和条約で、アメリカは日本のいわゆる防衛のためにですね、フリゲート艦18隻、上陸支援艦50隻を日本に貸与するという条約もなされてました。そして日本は、この防衛のために新たにその部隊を組んで日本の海を守っていこうという、そういう委員会が設置されました。

ですから李承晩はこれが設置されたら竹島を奪うことはできないと。1952年1月18日はそのタイミングを狙ったと言っていい思います。

そして日本はその1952年の4月にサンフランシスコ講和条約を発効して独立しましたが、この時点ではまだ自衛隊ありません。そしてその翌年1953年に、日本は警備増強のための予算は大幅に組まれて、そして自衛隊の設立が決定しました。まさにその年1953年に韓国は竹島に軍隊を常備して、同じ年に日本の海上保安庁、まだ“丸腰”の海上保安庁の船を銃撃しました。 日本はその翌年1954年に初めて自衛隊ができました。しかしこれはもうすでに時遅しと言えます。つまり一旦領土を奪われたら、取り返すことはなかなか大変なものですよ。 皆さんは外交努力とかあるいは話し合いとか言いますけど、現実に世界の歴史を見ても、一旦奪われた領土は話し合いとか外交で取り返したケースはほとんどありません。 ですから沖縄と小笠原は、世界史上で非常に稀な事例なんです。でも日本人は、沖縄と小笠原が平和裏に帰ってきたから、なんとなく話し合いと外交で解決するんだろうと皆さん思ってるかもしれません。

なかなかそうはいきません。ではどうすればいいのかなってくると、戦争っていうのはいきません。戦争っていうのは悲惨で、そっちはいけない手段だと思います。ではどうするか。もう徹底した圧力しかないんです。

もう一つは、日本政府はこの領土問題を非常に大きく考えていると、非常に大事な問題だと考えていると、だから韓国には一切譲歩しないと、この姿勢を示すことが大事。 そうなった時に、この「竹島の日」の重要なこのイベントに、総理大臣が来ない、あるいは外務大臣、防衛大臣が来ないというのは、これ韓国が見てますよ。日本は本気じゃないなと。これ重要なことです。韓国に対して、日本は非常にこれを重要な問題と見ているんだと、この意識を示すことが今の政府、自民党の役目だと思います。

そして自民党の議員の皆さん言っていました、「世論喚起が大事」だと。国民の世論を盛り上げていくことが大事だと。そうなったら最も効果があるのは、この席上に高市総理が来ることです。

領土というのは非常に大事です。ドイツの政治家の言葉では、「一辺の領土を失うと、全領土を失う」と。でも日本人は長いことずっと領土を大切にしてきました。ただ今から160年前に、長州藩が、オランダ、イギリス、フランスやアメリカと戦争しました(馬関戦争または下関戦争)。この時に、さすがに長州はボコボコにやられたわけですが、このときにそのイギリスの全権大使が、長州藩に対してものすごい要求をしました。賠償金も支払う、砲台は撤去させられるなど、何から何まで譲歩させられた。しかしながらその時、高杉晋作がいわゆる“交渉人”として出てきた。高杉晋作は、「彦島」の租借だけは絶対許さないと。これだけは絶対だめだと。そしてとうとう「彦島」を守ったんです。これを強引にやれば恐らく日本は、長州は死に物狂いで戦ってくるだろうと、イギリスの大使はそう考えたんでしょう。れによって彦島は守られた。今、日本の政治家の皆さんに、かつて多くの先人たちが日本の領土を命懸けで守ってきたことを改めて肝に銘じてもらいたいと、私はそう思っています。

自民党の皆さんに改めてお願いしたいです。高市さんは実際そう言ったんですからね。「韓国には何も遠慮することはない」と。「竹島の日には大臣を派遣する」と。ところが高市さんも来ないし、防衛大臣、外務大臣という非常に重要な閣僚も来ないと。これではね、口ばっかりだと思うよ、ほんとに言いたくなりますね、失礼な言い方で申し訳ない。

日本が領土、領海に対してどれほどの強い意識を持っているかというのを世界が見ています。韓国も当然見ています。そこで私が思い出すのは2010年の尖閣諸島沖で中国の漁船が、海上保安庁の船にぶつかってきた。このとき当然海上保安庁は、船長を逮捕しました。この時に当時の民主党政権は、彼を裁判にかけずに釈放しました。これを世界が見ています。どうなったか、まさにその時にそれまでずっとロシアの首相は北方領土にはまったく上陸していなかった、何十年も。半世紀以上まったくソ連、ロシアはやっぱり日本を刺激するってことで上陸しなかった。ところがまさにその時にロシアのメドベージェフ大統領が北方領土に上陸した。その2年後に、李明博当時の韓国大統領は初めてですよ、それまで半世紀以上日本に対して遠慮して竹島にまったく上陸しなかったのに、上陸したんですよ。

つまり尖閣諸島で中国人の船長を捕まえて、そしてそれを処罰することはできなかった。これを見て韓国もロシアも、日本は真剣に命がけで領海、領土を守る気がないんだなと分かった。それで北方領土、あるいは竹島に当時の大統領や首相が上陸した。世界は見ているんです。この「竹島の日」も韓国は見ています。ですから日本は、この領土を真剣に守るんだという強い意志を示すのが、この「竹島の日」だと思います。

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