反戦のペンライトデモ広がる 富永京子氏が見た「DIY」的特徴
戦争や憲法改正に反対するデモが全国各地で相次いでいる。
回を重ねるごとに参加者が増え、8日は全国で数万人規模に上った。19日午後にも国会前デモが予定され、X(ツイッター)では参加を呼びかける投稿が反響を呼んでいる。
8日夜、国会前デモの現場を取材すると、ペンライトやユニークなのぼり旗を手に友人と連れだつ人、「初めてデモに参加した」と話す“初心者”の姿が多いことが目についた。
人々はなぜデモに参加するのか。過去の大規模デモと何が違うのか。社会運動に詳しい富永京子さん、金暻和(キム・キョンファ)さんと一緒に考えた。
<主な内容> ・ユニークなのぼり旗にプラカード ・女性の姿目立ち…「反戦」訴える声 ・フェミニズムや韓国のデモの影響は ・10年前の反安保法制デモと比較すると
・「DIY」が運動にもたらすもの
日に日に増加する参加者
8日のデモは午後7時半から始まった。
国会議事堂から霞が関への道を人が埋め尽くしている。数十人規模の人の固まりがあちこちにあり、その中心からさまざまなコールが響くと、それにあわせてペンライトがきらめいた。
「戦争するな、猫撫でろ」「映画観たかったけどひとごとじゃねえから来た」――。
独特の表現で反戦のメッセージを掲げるのぼり旗やプラカードが多い。
この日のデモ「平和憲法を守るための緊急アクション」は、20~40代の有志らで作るグループ「WE WANT OUR FUTURE」と、市民団体「憲法9条を壊すな!実行委員会」が共催した。
主催者発表によると、2月27日に実施した国会前デモの参加者は約3600人だったが、3月10日には約8600人、同25日は約2万4000人――と回を重ねるごとに増加。
主催者は「それぞれの楽しみ方で加わり、一度来た人が友達を誘って広がっている」とみる。
4月8日には国会前を含む全国165カ所でデモが行われ、約4万9000人が参加。次回は19日午後2時から国会前で予定されている。
手作りののぼり旗で「反戦」
参加者には女性の姿が目立つ。人々はなぜデモに参加したのか。
「右とか左とかではなく、反戦の思いでまとまりたい」
クリエーターの女性(23)は同業者の友人2人とともに参加した。
米イスラエルとイ…