街中で「レクサス」や「ベンツ」が走っているのをよく見かけます。日本の平均年収は「500万円程度」と聞きますが、実際にはみんなもっと高収入なのでしょうか?(ファイナンシャルフィールド)

街中を走る高級車を見て、「みんな高収入なのでは?」と感じる人もいるかもしれませんが、実際の統計を見ると、日本全体で高収入の人ばかりというわけではありません。 国税庁長官官房企画課「令和6年分民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの平均給与は478万円でした。また、同調査の給与階級別分布をもとに計算すると、年間給与が500万円を超える人の割合は36.7%です。 つまり、500万円超えの人は全体の4割弱であり、過半数には達していません。平均値だけを見ると「500万円近くもあるのか」と思うかもしれません。しかし、平均値は一部の高所得者の影響を受けるため、実際には平均を下回る収入の人も多く存在します。 そのため、街中で高級車を見かけるからといって、「ほとんどの人が高収入」というわけではないことが分かります。

それでは、なぜ高級車がこれほど目につくのでしょうか。理由のひとつは、高級車を所有する人が一定数存在し、その人たちが日常的に車を利用していることが挙げられます。 また、近年は購入方法も多様化しています。以前は車を一括購入するケースが一般的でしたが、現在は自動車ローンやカーリース、残価設定ローンなどを利用する人も少なくありません。残価設定ローンとは、数年後の車の価値をあらかじめ差し引いて月々の支払額を抑える仕組みです。 例えば700万円程度の車でも、支払期間や契約内容によっては毎月の負担を抑えながら利用できる場合があります。そのため、高級車の所有者全員が非常に高い年収を得ているとは限りません。 さらに、レクサスやベンツにも比較的購入しやすい価格帯のモデルがあります。高級ブランドというイメージから高額な車ばかりを想像しがちですが、実際には国産車の上位グレードと大きく変わらない価格帯の車種もあるようです。


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街中でレクサスやベンツを頻繁に見かけると、「みんなお金持ちなのでは」と感じるかもしれません。しかし、国税庁の統計によると、給与所得者の平均給与は478万円であり、500万円を超える人の割合は36.7%にとどまっています。 つまり、500万円超えの人は決して少なくありませんが、多数派というわけでもありません。 高級車が目立つ背景には、高所得層の存在だけでなく、ローンやリースの普及、比較的購入しやすいモデルの増加などがあります。また、人は印象に残るものを強く記憶する傾向があるため、高級車ばかりが目につきやすいという心理的な要因も考えられます。 周囲と比較して焦るのではなく、自分自身の収入や家計の状況を把握しながら、無理のない資産形成やライフプランを考えていくことが大切でしょう。 出典 国税庁長官官房企画課 令和6年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告- II 1年を通じて勤務した給与所得者 2 平均給与(15ページ)、3 給与階級別分布(第 16 表)給与階級別給与所得者数・構成割合(23ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー

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