【先週のNPB】巨人・甲斐がプロ野球史上23度目の挑戦もNPB初ならず! 青田昇だけ唯一2度挑戦も
2025年のプロ野球が28日に開幕し、昨季セ・リーグ王者の巨人はヤクルトとの3連戦で3連勝し、幸先のいいスタートを切った。その中でもひときわ活躍が目立ったのがソフトバンクから移籍加入の甲斐拓也捕手だった。第1戦、2回の初打席でいきなり右前安打を放つと、9、10回にも中前安打を放ち、計3安打の猛打賞デビューとなった。続く第2戦も左翼への移籍第1号本塁打を含む3安打。史上22人目、23度目の開幕から2戦連続猛打賞としていた。
第3戦は8回の第4打席に二塁打を放ったが、1安打。プロ野球史上初の開幕から3試合連続猛打賞とはならなかった。2試合連続猛打賞の打者と3戦目の安打数は
年 打 者(所属) 1~3戦の安打
46青田 昇(阪急) 3、3、0
48松本和雄(大陽) 3、3、0
52別当 薫(毎日) 3、4、0
58青田 昇(大洋) 3、3、1
60斎田忠利(近鉄) 3、3、0
63吉田義男(阪神) 3、3、0
68一枝修平(中日) 3、3、1
75松原 誠(大洋) 3、3、1
75白 仁天(太平洋) 3、3、0
76河埜和正(巨人) 3、3、1
76マルカーノ(阪急) 3、3、0
78柏原純一(日本ハム) 3、3、1
80リー (ロッテ) 3、4、2
85クロマティ(巨人) 3、5、1
86簑田浩二(阪急) 3、3、2
90横谷彰将(大洋) 4、3、0
98マラベ(横浜) 3、3、0
04石原慶幸(広島) 3、3、0
12井端弘和(中日) 3、3、0
14大 和(阪神) 3、3、1
14ロペス(巨人) 3、4、2
19福田周平(オリックス)3、3、0
25甲斐拓也(巨人) 3、3、1
となっており、3戦目は無安打が12人、1安打が8人、2安打が3人だった。3戦連続猛打賞に2度挑んだのは青田昇だけだ。
25年は開幕戦で甲斐のほかにもキャベッジ、若林(ともに巨人)、近本(阪神)、西川(オリックス)、高部(ロッテ)、西川(西武)と計7人の猛打賞となった。その中で2試合連続の猛打賞となったのは甲斐のみ。惜しくもNPB初の記録達成はならなかったが、甲斐の巨人での活躍にこれからも期待が膨らむ開幕3戦となった。