柏FW木下康介が90+4分劇的同点弾!! FC東京は得意のホーム国立で痛恨ドロー、7試合ぶり白星ならず

[4.11 J1第10節 FC東京 1-1 柏 国立]  J1リーグは11日、第10節を各地で行い、FC東京と柏レイソルが1-1で引き分けた。新国立競技場で過去8勝1分け1敗と強さを誇るFC東京はこの日もFW仲川輝人のゴールで先制したが、後半アディショナルタイム4分に柏FW木下康介に劇的な同点ゴールを献上。7試合ぶりの勝利が目前でこぼれ落ちた。一方の柏は6試合負けなしとなった。 【写真】「予想外で驚いた」「奥さん美人過ぎ!」日本代表MFの幸せショットに反響続々  金曜ナイトゲームの国立開催。ピッチには冷たい雨が降り注ぐ中でも43,813人の観衆が詰めかけた。ホームのFC東京はDF岡哲平が3試合ぶりに先発復帰を果たし、柏もDF原田亘が2試合ぶりに復帰した他、MF山田雄士がボランチの一角で今季初先発となった。  試合は開始1分、FC東京がさっそく決定機を作った。GK野澤大志ブランドンを起点にDF木村誠二、DF土肥幹太とつないで縦パスを刺すと、相手に当たったボールをFW仲川輝人が収め、MF橋本拳人のスルーパスにFW佐藤恵允が抜け出す。だが、右に持ち出した佐藤の右足シュートは大きく左に流れ、ゴールには至らなかった。  その後は柏が一方的にボールを握り、右サイド攻撃で何度も敵陣深くに侵入するも、なかなか決定的なシュートには至らない。すると前半20分、FC東京はGK野澤がロングキックを敵陣い蹴り込むと、柏はGK小島亨介がペナルティエリアを飛び出してヘディングでクリア。このこぼれ球をFW俵積田晃太が狙っていたが、シュートは高く上がらず、懸命に戻ろうとした小島の足元に飛んだ。  柏は直後の前半21分、右に開いたDF原田亘の斜めのパスをMF小泉佳穂が良い形で受け、ペナルティエリア内に入って左足一閃。だが、このシュートは木村にブロックされ、最初の決定機を活かすことはできなかった。  すると前半35分、FC東京が試合を動かした。木村のロングフィードで右サイドを攻め込み、MF白井康介がDF小屋松知哉と競り合ってこぼれ球を誘うと、佐藤がボールをキープし、MF高宇洋がつないで左サイドに展開。最後は俵積田がカットインからクロスを送り込むと、これがDF田中隼人のクリアミスを誘い、仲川が押し込んだ。仲川はこれが今季初ゴール。開幕10試合目にして待望の結果を出した。  先制点でさらに勢いに乗るFC東京は前半39分、俵積田がドリブルで突撃し、佐藤がこぼれ球を拾うと、DF古賀太陽のスライディングを受けて転倒。ゴール左斜め前でFKを獲得した。キッカーはMF安齋颯馬。右足で蹴ったキックはクロスバーに直撃し、跳ね返りに佐藤が詰めたが、これは小島にキャッチされた。  一方の柏は前半44分、古賀の縦パスを起点に中盤で連係して相手をかわし、右サイドに展開すると、MF久保藤次郎が縦突破から絶妙なグラウンダークロスを配球。これにFW垣田裕暉が走り込んだが、ヒールで流そうとしたシュートは右に外れ、そのままハーフタイムを迎えた。  後半も引き続きボールを握った柏は9分、左サイド攻撃で小屋松が高い位置を取り、ドリブル突破から横パスを流すと、そこに走り込んだ小泉が右足で狙うも枠外。同13分にはリカルド・ロドリゲス監督が最初の交代カードを切り、垣田に代わってFW木下康介を投入した。対するFC東京の松橋力蔵監督も俵積田を下げ、FWマルセロ・ヒアンを入れた。  その後も両チームとも交代選手を積極的に投入し、FC東京は負傷明けのMF遠藤渓太が今季初出場。すると後半26分、左サイド攻撃から深く攻め込み、高が惜しいシュートを放った。やや勢いを失った柏は同31分、山田と久保に代わってFW細谷真大とFW中島舜を投入。流通経済大出身ルーキーの中島はこれがJ1リーグ戦2試合目の出場となった。  FC東京は後半33分、佐藤と土肥に代わってDF長友佑都とDF木本恭生を投入。長友は負傷交代した第6節・福岡戦以来4試合ぶりの出場となった。  その後は一進一退の攻防が続く中、柏が最後に意地を見せた。中島の右CKを起点に押し込み続けると、右サイドに開いたMF熊坂光希のクロスに木下が反応。長い足を伸ばして懸命に押し込み、土壇場で同点に追いついた。そのままタイムアップ。FC東京は7試合ぶりの白星を逃した。

ゲキサカ
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