韓国大統領選の最有力候補、北朝鮮とのホットライン復活方針

アイテム 1 の 2 5月26日、韓国大統領選(6月3日投開票)の最有力候補である革新系野党「共に民主党」の李在明氏(写真)は、大統領に選出された場合、軍事ホットラインを含め、北朝鮮との意思疎通回復を図ると表明した。ソウルで18日代表撮影(2025年 ロイター)

[1/2] 5月26日、韓国大統領選(6月3日投開票)の最有力候補である革新系野党「共に民主党」の李在明氏(写真)は、大統領に選出された場合、軍事ホットラインを含め、北朝鮮との意思疎通回復を図ると表明した。ソウルで18日代表撮影(2025年 ロイター)

[ソウル 26日 ロイター] - 韓国大統領選(6月3日投開票)の最有力候補である革新系野党「共に民主党」の李在明氏は26日、大統領に選出された場合、軍事ホットラインを含め、北朝鮮との意思疎通回復を図ると表明した。

李氏は、フェイスブックのメッセージで、尹錫悦前政権下で「最悪の状態」に至ったとする中国との関係も「安定的に管理する」と述べた。

また、韓米関係を「包括的戦略同盟」に発展させ、韓国、米国、日本の協力を強化しながら、日本に関する過去の歴史問題や領土問題に原則的に対応するとした。

保守系与党「国民の力」の金文洙候補の陣営は、李氏の主張は、米国との同盟強化、北朝鮮との対話の可能性を残すという金氏の公約とおおむね重なると指摘する。かつて核問題を担当した外交政策顧問のキム・グン氏は、李氏が中道票の取り込みを狙って政策の方向性を修正したと批判した。統一省次官を務めたキム・ヒュンスク氏は、李氏の方針は北朝鮮の深刻な核の脅威に対処しておらず、対話再開を図ろうとしているだけだと指摘した。

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