日経平均は反落、米・イラン協議不調で揺り戻し
[東京 13日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落し、前営業日比421円34銭安の5万6502円77銭で取引を終えた。米国とイランの戦闘終結に向けた協議が合意に至らなかったことに加え、トランプ米大統領がホルムズ海峡の封鎖を開始すると表明し、先行きの不透明感が投資家心理の重しになった。一方、決算などを手掛かりにした個別物色は活発。時間外取引の米株先物が徐々に下げ幅を縮め、日経平均は下げ渋った。
日経平均は売りが先行して始まり、一時691円安の5万6232円に下落した。米国とイランの協議が合意に至らず、失望売りが優勢となった。原油価格の急騰も重しになった。米国産標準油種のWTI先物は1バレル100ドル前半に上昇し、高止まりした。
先週はトランプ米大統領がイランへの攻撃を2週間停止することで合意したと伝わって以降、約3500円上昇しており「いったん揺り戻すのは仕方がない」(三菱UFJeスマート証券の山田勉マーケットアナリスト)との見方が聞かれた。
一方、協議が不調となり原油価格が急騰した割には、下げは限定的だったとの受けとめもあった。米株先物が朝方に比べ下げを縮め、投資家心理を支えた。
米国とイランが協議したこと自体が進展との受け止めもあり、売り込みにくさも意識された。「停戦合意以前の水準まで下落する必要はないとの見方ではないか。予断は許さないが(米・イランは)双方とも疲弊しているとみられ、一段と戦火が拡大するシナリオは想定しにくい」(山田氏)との声があった。
アジアでは韓国KOSPIが0.8%安と下落したが、過度な悲観に傾いたとはみられていない。台湾加権指数は小幅プラス。
TOPIXは0.45%安の3723.01ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.45%安の1919.12ポイントだった。プライム市場の売買代金は7兆2504億3400万円だった。東証33業種では、値上がりは鉱業や情報・通信、陸運など7業種、値下がりはゴム製品や空運、電気・ガスなど26業種だった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.66%安の759.78ポイントと反落した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが469銘柄(29%)、値下がりは1058銘柄(67%)、変わらずは49銘柄(3%)だった。
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