ホンダ「最新”軽”EV」の内装が超シンプルで推せる! 「ホンダN-ONE e:」のインパネにディスプレイないって英断だわ

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 とにかく最近クルマに乗っててイライラするのがボタンの操作感。物理ボタンだったりタッチパネルだったり、静電式のスイッチだったり。さらにどでかいスクリーンがあって、もうインパネは旅客機みたいになってきた。しかし!! ホンダのN-ONE e:はちょっと様子が違うぞ?

文:ベストカーWeb編集部/写真:編集部、ホンダ

【画像ギャラリー】そもそもディスプレイ必要? なくてもいい人には最高なN-ONE e:のインパネがすごいぞ(6枚)

こちらが純正アクセサリーとなるギャザズのディスプレイ。もちろんこれも収まりがよくていいぞ

 ホンダがリリース予定のN-ONE e:。電気自動車の軽自動車としてホンダとしてはN-VAN e:に続く2台目。乗用モデルとして大きな注目を集めているが、そのなかでも要注目なのがインテリアだ。

 とにかくスッキリしていてプレーンなのが最高にいい!! メディア向けの説明会ではすでにホンダアクセスの「ギャザズ」ナビゲーションを装備しているタイプと、まったくのプレーンな内装バージョンが用意された。

 どちらもエアコンパネルが1DINサイズ(と見られる)に収められていて、こちらは完全な物理ボタンになっている。そもそも最近のエアコン操作はディスプレイに内蔵されるケースもあるが、よく使うものだけに厄介な印象を受ける人も多いはずだ。

 周囲のファブリックとの溶け込み方を見ても、このエアコンパネルはシンプルで好印象。N-BOXからの流用と見られるが、やはり研究され尽くした形状はバッチリ使いやすそうだ。

こう見るとディスプレイは要らないという層も大切にしていることが伺える

 もちろん純正ナビやディスプレイの便利さもすごくわかるのだが、ユーザーを見ているとスマホホルダーにスマートフォンを差して、そこでGoogleマップを閲覧してカーナビにする傾向も多い。そうなるとディスプレイも本来は不要になるのだが、昨今のクルマはディスプレイありきで作られている。

 しかもディスプレイレスを希望すれば妙なパネルで埋められたり、そもそもディスプレイの「レス設定」がないなど、ディスプレイ自体がやや過剰装備だと感じることもある。

 しかし今回のN-ONE e:は完全なディスプレイレス仕様があるのだから潔い。しかもコストカット的に「あえてつけませんでした感」が出ることはなく、最初からディスプレイが存在しない仕上げになっているのだ。

パネルを外してミニマムに変更できるようだ

 ディスプレイレス仕様をよく見ると中央のエアコン吹き出し口の横に切れ込みがあることから、USBパネルの横から一体でガバッと変わるのだろう。

 乗用の軽自動車のEVとなるとついつい肩に力が入ってしまいそうだが、それでも「EVだから」と先進イメージをゴリ押しせずに、きちんと軽自動車ユーザーを見て作ったホンダ開発陣に拍手を送りたい。

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