au Webポータル芸能ニュース
「彼とはほぼ毎日会っています。今日も2人で銀座にあるウェディングドレスのお店に行ってきたんです。そのあと“お腹すいたね”ということで中華料理店の「天龍」のジャンボ餃子を食べて、食後はスタバにも行って……」
先月27日、自身のインスタグラムで、アートディレクタ―の世継恭規氏(59)との再婚を発表した梅宮アンナ(52)。“出会って10日目”というあまりにも早いスピード結婚は、世間の大きな注目を集めた。
昨年8月に乳がんの一種である「浸潤性小葉がん」のステージ3Aであることを明かしたアンナ。その後、同年11月に右胸全摘出手術を受け、今年3月には、抗がん剤治療が終了したことを報告していたが、それから2カ月での電撃再婚だった。
その決断と新婚生活について、アンナが本誌に語ってくれた。
「私の同級生が『あなたに合うと思う人がいる』と紹介してくれたのが出会いのきっかけでした。彼のインスタグラムを見てみて、その世界観に魅了されたんです。“ぜひこの人に会ってみたい”、そう思いました。
5月14日、同級生も交えて彼と初めて会いました。すると2軒目のお店で『僕と付き合ってくれませんか』と、突然言われて。
そして2回目に会ったときに『結婚を前提にお付き合いしてくれませんか』と、改めて交際を申し込まれたのです。それからは、あれよあれよという感じで、出会って10日目の5月23日には入籍していました」
結婚相手である世継氏は、どんな男性なのだろうか。
「“よっちゃん”って私は呼んでいるのですが、派手なイメージのお仕事とは裏腹に、とても真面目な人なんです。
私と初めて会うときも、この1年で発信してきた闘病経験やインタビュー記事を読んでくれていて。インタビューで“爪が黒くなって割れちゃった”と話していたので、初対面のプレゼントに爪のオイルとハンドクリームを用意してくれたのです。
彼は、はっきり意見を言ってリードしてくれる人です。しゃべっていたらジッと顔を見ているので『聞いてる?』って尋ねると、『いや、見とれちゃって』とか言ってくれるんです(笑)。
共通点も多いです。彼にも離婚経験があって成人したお子さんがいますし、脳梗塞を患っていたこともあり、病気の話もしやすい。彼は後遺症で左手、私は右手が痺れているから“痺れ仲間じゃん!”って。ペットボトルや瓶のふたは、まだ症状が軽い私のほうが開けてあげています。
私自身、以前から結婚願望はあったのですが、病気になってしまった以上、きっと相手に避けられてしまうだろうなって思い、悩んでいました。
でも彼は私の病気を知ったうえで、“それでも会いたい”と言ってくれたのです。私の内面をこれほど見つめてくれる人は二度と現れないと感じました。
数日前に私のママ(クラウディアさん)が『アンナのどこがよくて結婚したの?』って彼に尋ねたことがありました。
彼がなんて答えるかなと思っていたら、『それは、心です。心がある人なので、結婚することにしました』と、はっきり言ってくれて、本当にうれしかったですね」
世継氏は、アンナの家族と頻繁に食事をしているという。アンナの娘である百々果さんも、母親の再婚に賛成だったそうだ。
「娘も23歳なので、母親が幸せならそれでいいという感じでした。 娘も“よっちゃん”呼びで、もう彼とは友達みたいな感覚ですね。
彼も娘に『今度家族で一緒にディズニーランド行こう』と言っていて、近いうちにみんなで行けたらなと思っています。
ママは前から私に再婚をずっと勧めていたのですけど、さすがに出会って10日での結婚には、とまどっているようです(笑)。初めは『うれしいけどちょっと寂しい』と言っていました。でも“アンナの幸せのためなら”と、応援してくれています」
昨年8月、本誌はがんを公表した直後のアンナを取材していた。再婚後の彼女の表情は、そのころよりずっと生き生きとしているようだった。
「今はすごい体調が良好で、闘病中であることを忘れてしまいそうになるぐらいなんです。
彼と毎日話したり、笑い合ったりするだけで、こんなに気持ちの持ちようが違うんだなって実感しました。友達がいいことを言ってくれたんです、『よっちゃんは、あなたにとっての“副作用のない薬”だと思う』って。本当にその通りだなって思います。
じつは私たち、まだ手を握っただけなんです。でも、それでいいの。それ以上はいらないんです。好きな人と手をつないで2人で歩く、それが、私がいちばんしたかったことなのですから。
よっちゃんは、自分が加入していた生命保険にの受取人の名義を『アンナに変えようか』と言ってくれたんですけど、私が『それは変えないでください』と言いました」
結婚式に向けた準備を進めているが、まだ具体的なことは決まっていないというアンナ。いっぽうで、彼女には今後夫婦でやってみたいことがあるという。
「ひとつ決めていることがあって、出演したいテレビ番組があるんです。それが『新婚さんいらっしゃい!』。彼も出るって言ってくれているんですが、オファー、来ないかなあ(笑)。
私たちは付き合って間もなくから、“私たち、あと何年生きられるのかな”って現実的な話もしているのです。病気ばかりでなく、いずれはお互いの介護も必要になるかもしれません。
結婚までは10日間だったとしても、私はこれから死ぬまで彼に添い遂げたいと思っています。
もしかしたら私が数カ月後にがんが転移して長生きできないかもしれません。残りの時間が少ないからこそ、できるだけ一緒にいたい、いろんなことをしてみたい。
彼との結婚を決断したのは、そうやって、まっさらな状態からお互いのことを知っていくことって、本当に幸せなことだなって感じたから。
この取材のあとも、彼に会いに行くつもりです(笑)」