【秋華賞】“末脚非凡”ラベルセーヌが本命候補 穴なら素質高いカナルサンマルタン

2026年秋華賞のPP指数一覧(SPAIA)

秋華賞の舞台となる京都芝2000mの内回りは、最初のコーナーまでの距離が約300mと短いが、本レースでは2角過ぎまでハナ争いが続くこともある。一方、後方脚質の馬は、最後の直線が328mと短いため、3角の下り坂から仕掛けることが多い。

【秋華賞2026 予想】“複勝率80超え%”の好条件に該当!強さ本物で相手探し(SPAIA編)

このように、2角過ぎまでペースを上げていく先行勢と、短い最後の直線を意識して3角過ぎから仕掛ける後方勢の兼ね合いから、京都開催の直近10回では、かなりのハイペースが4回発生している。実際に、逃げ馬は2着2回、先行馬は2着1回、3着3回と、いずれも勝ち馬が出ておらず、後半型の馬が圧倒的に活躍している。

昨年のように逃げ、先行馬が手薄だと、スローで比較的前有利の決着になる場合もある。ただ、普段スローペースばかりを経験している牝馬は、平均ペースまで上がると後半型の馬が台頭することが多い。今回は先行型が極端に多いわけではないが、平均ペース前後まで上がることが予想されるだけに、後半型の馬が有利と見る。


Page 2

中山芝1600mの新馬戦では、のちにNHKマイルCを勝つロデオドライブの2着。ここでは1番枠から好スタートを決めて先行したが、2角で他馬に前に入られ(同馬は斜行で制裁)、ブレーキする不利。そのなかで3着馬に4馬身差をつける価値の高い走りを見せた。また、勝ったロデオドライブはNHKマイルC制覇後の新潟記念でも好走。同レースではラスト2Fで進路がない状態から、最後はダノンシーマの外から猛然と伸び、アタマ差の2着と、古馬相手に健闘している。実質、現時点では3歳世代のNo.1といえる存在だ。新馬の相手がこの馬でなければ、不利があってもカナルサンマルタンが勝っていただろう。実際、カナルサンマルタンはこの後に連勝している。前走のスイートピーSは大外11番枠から五分のスタートを切り、軽くコントロールして好位の外から追走。道中も同位置で我慢させ、3~4角でじわっと押し上げて2列目の外から直線へ。序盤で肩鞭を入れて前に取り付き、ラスト2Fで追われると一気に先頭。ラスト1Fで抜け出し、食らいつくモートンアイランドを振り切って3/4馬身差で勝利した。当時はコンクリートレベルの高速馬場で、前後半4F47秒9-45秒6のスローの上がり勝負。3~4角の外からじわっと動き、ラスト2Fで先頭に立ってからは、最後まで66km/h前後と、長くスピードを維持していた。素質の高さがうかがえる内容だった。2着モートンアイランドも新潟芝2000mの1勝クラスを高指数で勝利しており、4着馬はその後に紫苑Sで2着に入るサムシングスイート、5着馬はかもめ島特別(2勝クラス・函館芝1800m)でモンローウォークの2着に健闘したアストリルである。このように、負かしたスイートピーS組のその後の活躍からも、カナルサンマルタンがここで足りる可能性は高い。ただ、今回は5ヵ月半の休養明け。新興勢力が強いこともあり、単穴評価までとする。※パワーポイント指数(PP指数)とは?●新馬・未勝利の平均勝ちタイムを基準「0」とし、それより価値が高ければマイナスで表示例)モンローウォークの前走指数「-22」は、新馬・未勝利の平均勝ちタイムよりも2.2秒速い●指数欄の背景色の緑は芝、茶色はダート●能力値= (前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3●最高値とはその馬がこれまでに記録した一番高い指数能力値と最高値ともに1位の馬は鉄板級。能力値上位馬は本命候補、最高値上位馬は穴馬候補《ライタープロフィール》山崎エリカ

類い稀な勝負強さで「負けない女」の異名をとる競馬研究家。独自に開発したPP指数を武器にレース分析し、高配当ゲットを狙う! netkeiba.com等で執筆。好きな馬は、強さと脆さが同居している、メジロパーマーのような逃げ馬。

関連記事: