「大阪都構想どうする」揺れる維新市議団 2度の否決「呪縛」に
大阪維新の会大阪市議団が開催したタウンミーティング。参加者は赤や青のボードを掲げ、意見を表明した=大阪市城東区で2026年4月5日午後2時22分、大西岳彦撮影
大阪市を廃止して特別区に再編する議論を前に進めていいか。
「大阪都構想」を党是に掲げる地域政党「大阪維新の会」内で、大阪市議団が決断を迫られている。
構想の制度案をつくる「法定協議会(法定協)」設置の可否を巡り、党のトップは早急な態度表明を期待する。
一方、市議団が市民の意見を聞こうと4月5日から始めたタウンミーティング(TM)は、党自体も描ききれぬ「大阪の未来」に質問が集中。都構想が過去2回否決されたという「呪縛」も解けず、答えに窮する議員も目立つ。
「やっぱり1、2回目のイメージが強すぎて。どう進めたら納得していただけるのかと考えながらやっている」
「もうしない」都構想なぜ?
東淀川区で4月22日にあったTM後、市議団の竹下隆幹事長は険しい表情で語った。
都構想は2015年と20年の住民投票で、いずれも僅差で否決された。20年当時にも知事だった吉村洋文代表は、自身が政治家のうちは都構想の旗を掲げないと語っていた。
「もうしないといった3度目を、なぜやるのか」
TMでは、吉村氏が態度を翻した理由について多くの質問が集まった。
維新は東京一極集中の是正策として、大阪を副首都にすることを目指している。吉村氏は副首都・大阪を運営していくには、大阪市を廃止して大阪府に権限と財源を集める東京都のような特別区制度が望ましいとの考えだ。
ただ、市議らがこうした事情を語っても、肝心の副首都法案は自民党との協議中で中身が固まっていない状態。議員らもそれ以上の説明ができず、会場で議論は深まらなかった。
ある市議はぼやく。「このタイミングでTMをする意味はあったのか……」
吉村氏の発言にも翻弄
加えて…