米デルモンテ・フーズ、米破産法の適用申請 売却プロセス開始
米食品メーカーのデルモンテ・フーズは7月1日、特定の主要融資先との合意に基づき、米連邦破産法第11条の適用を申請し、売却に向けた取り組みを開始したと発表した。写真はウィスコンシン州の店舗に並ぶ同社製のトマト缶など保存食品。2020年10月撮影(2025年 ロイター/Bing Guan)
[1日 ロイター] - 米食品メーカーのデルモンテ・フーズは1日、特定の主要融資先との合意に基づき、米連邦破産法第11条の適用を申請し、売却に向けた取り組みを開始したと発表した。
破産手続き中の資金繰りを支援するため、9億1250万ドルの資金を確保したとし、手続き中も事業を継続する意向を示した。
135年の歴史を持つ同社は、野菜や果物の缶詰ブランド「デルモンテ」などを傘下に持つ。
グレッグ・ロングストリート最高経営責任者(CEO)は「これはデルモンテ・フーズにとって戦略的な前進だ。利用可能な全ての選択肢を徹底的に評価した結果、裁判所の監督下での売却プロセスが、当社の再建を加速させ、より強固で永続的なデルモンテ・フーズを創造する最も効果的な方法であると判断した」と述べた。
米国外の子会社の一部は、破産法第11条の手続きには含まれず、通常通り事業を継続するという。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab