星組 宝塚大劇場公演【礼真琴 退団】千秋楽
6月1日(日)、星組宝塚大劇場公演 ミュージカル『阿修羅城の瞳』、ファンタジック・タペストリー『エスペラント!』が千秋楽を迎えました。
星組トップスター礼真琴が宝塚大劇場の最後の舞台に立ち、お客様の温かい拍手に包まれながらラストステージの幕を下ろした後、引き続き、記者会見を行いました。
初めに、礼真琴より皆さまに感謝の気持ちを伝えました。 「たった今、宝塚大劇場の舞台を後にしてまいりました。まだ自分自身もふわふわした想いですけれども、東京公演に向けてまだまだ頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。」 会見では、以下のような質疑応答がありました。 Q. 宝塚大劇場への想い A. 初舞台生との公演でもありましたので、自分自身が初めて大劇場の舞台に立たせていただき、初めて言葉を発した時の想いだったり、いろんなことが駆け巡る毎日でした。あらためて今日は「これが最後なんだな」と思うと、やはり寂しい気持ちもありましたが、楽しまなきゃ損だという気持ちで一日を過ごしました。 Q. 宝塚歌劇で挑戦したこと A. 本当にたくさんのことに挑戦させていただきましたし、 自分の中でも“挑戦”という言葉は礼真琴の宝塚人生において大きなキーワードだという想いがありましたので、これから先も挑戦する心を忘れず、新しいことにも果敢にチャレンジしていきたいなと思っております。 Q. 最後の作品『阿修羅城の瞳』について A. 宝塚歌劇として初めての劇団☆新感線さんとのコラボレーションということで、宝塚歌劇の良さというものを出しつつも、劇団☆新感線さんをリスペクトしながら、本家の方々の素晴らしい部分というのをなるべく取り入れたいという想いで舞台に取り組みました。 Q. 宝塚大劇場の大階段を最後に降りる衣装に袴を選んだ理由 A. 迷うことなく袴を選びました。今回、お披露目公演以来、フィナーレのナンバ一で黒燕尾を着させていただいているので、最後は緑の袴が良いなと最初から決めておりました。 Q. 次期トップスター・暁千星への想い A. この公演期間中も、闇のつばき役として隣で毎日本当に真摯に私と向き合ってくれました。ショーでは一緒に体を動かして踊ることの楽しさを感じていましたし、ありちゃん(暁千星)のふと見せる可愛さに私もときめきながら、この人に任せていきたいという想いもちゃんと芽生えるなか、二人でこの作品を良くするために日々歩んできたと感じています。 Q. サヨナラショーについて A. 選曲は本当に悩みました。大好きな曲は数えきれないほどありましたが、やはり宝塚大劇場でさせていただく最後のショーということで、大劇場公演をメインに考え、それでもどうしても歌わせていただきたいものも取り入れました。組のみんなが私の宝塚人生を一緒に振り返ってくれるというのは、生田先生の愛でもありますし、私も胸がすごく熱くなる瞬間がたくさんあって大変でした。 Q. あらためて自身にとって宝塚とはどのような場所だったか A. 自分自身の青春のすべてが詰まった場所です。宝塚を愛してくださるすべてのお客様、そして、スタッフの皆さまも含めて宝塚を愛してくださっているからこそ成り立っていて、自分が今ここにいる、ということを、年数をかけてたくさん感じてきましたので、これからもずっと愛にあふれた場所であってほしいです。星組の仲間たちにはもっともっと弾けて、自分らしさを舞台にぶつけていってほしいなと思っています。 Q. 今日印象に残った光景と、ファンへのメッセージ A. 最後の退団のご挨拶も終わり、カーテンコールのなか、お客様が立ってくださっている光景を見て、言葉を失うというのはこういうことかというぐらいに感動しました。
宝塚歌劇を愛してくださる皆さまのおかげで、今こんなにも幸せな想いでいっぱいでございます。東京公演の最後まで駆け抜けてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。