逆さまだった「ハッピーバースデー」 りくりゅう、大満足の誕生日
構成・遠田寛生
グランプリファイナルのペアで優勝を決めた三浦璃来、木原龍一組=西岡臣撮影
来年2月のミラノ・コルティナ冬季オリンピック(五輪)の代表最終選考会を兼ねたフィギュアスケートの全日本選手権が19日、東京・国立代々木競技場で開幕する。
「りくりゅう」こと、ペアの三浦璃来・木原龍一組(木下グループ)は18日の公式練習は欠席したが、その後の開会式には参加。抽選会では2番滑走が決まった。
開会式後の報道陣との主なやり取りは以下の通り。
――グランプリ(GP)ファイナルからどう調整してきたんでしょうか。
木原 「ファイナルを終えてから疲労感が強かったので、追い込んだ練習をするより疲労を回復することをメインに過ごしていました」
――公式練習を見送ったのも疲労回復が理由ですか?
木原 「今日はちょっと練習時間を取りたかったのと、まだ(リンクに)氷を張って間もないかなって思っていたので」
「あと、代々木で(の大会出場は)4回目なので。ファイナル(の会場)は(初めて滑る名古屋市の)IGアリーナで少し不安があったんですけど、代々木はもう天井の見え方だったり、そういったものをある程度把握できています。先週あまり追い込んでいない分、しっかりと調整した方がいいかなということで練習してきました」
グランプリファイナルのペアフリーで演技する三浦璃来、木原龍一組=西岡臣撮影――来年2月の五輪までは、これが最後の試合になりますか?
三浦 「まだ分からないです」
――フリーは今季ノーミスでは滑っていません。全日本に向けての課題は?
木原 「けがをしないこと。去年はファイナルで(三浦選手が)肩を脱臼して、どちらかと言えば怖さの中でやらないといけない状況。難しいものがありました」
「今回、体の状態というのは、けがをしていない状態ですので、久しぶりに楽しくやれるかな」
――12月17日は三浦選手の誕生日。お祝いはしましたか?
三浦 「元々、なんて言うん…
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- 遠田寛生
- スポーツ部
- 専門・関心分野
- 大リーグなどスポーツ全般、アンチドーピング