Geminiの勢いが止まらない。ChatGPTが圧倒されるのも仕方ない(ギズモード・ジャパン)
いま、「AI市場の勢力図の塗り替え」が進んでいます。 長らく絶対王者として君臨してきたChatGPTを、GoogleのGeminiが猛烈な勢いで追い上げ、その差をギュンギュン縮めている。そんなレポートが公開されました。 【全画像をみる】Geminiの勢いが止まらない。ChatGPTが圧倒されるのも仕方ない データの出所は、“信頼できる通信簿”と言える調査会社「Similarweb(シミラーウェブ)」。数百万人のユーザーデータからサイトのアクセス数を正確に弾き出し、オンライン市場分析を行っています。 公開されたデータを見ると、1年前には86.7%と圧倒的だったChatGPTのシェアが、なんと64.5%まで低下しています。 対照的なのがGoogleのAIチャットボット「Gemini」です。1年前、そのシェアはわずか5.7%に過ぎませんでしたが、21.5%へと急成長を遂げています。シェア20%に達したということは、もはや「その他」ではなく、勢力図を語るうえで欠かせない一角に食い込んだ、ということ。
この躍進を支えたのは、やはり2025年11月の「Gemini 3」への大型アップデート。劇的な進化は好評で、大きな話題となりました。AndroidスマホやGoogle Workspace(Gmailやドキュメント)への統合も進み、意識せずとも日常的に触れられる環境ができていることも影響しているでしょう。 年末にはGemini使いまくりプラン激安セールも実施されました。Googleのシェアへの貪欲な姿勢は2026年も続きそうです。
正直、感じます…。ChatGPTとは頭の良さの質がちがいます。ChatGPTが「賢い子」なのに対し、Geminiは「賢いうえに要領がいい子」って感じ。実社会で生きるにあたってはGeminiのほうが使いやすいです。 自分はずっとChatGPTを中心に使っていましたが、これが理由で今はGeminiメインになっています。Geminiのほうがテキパキと物事が進むんですよ。 Geminiは「解決策」を出すのに長けている 自分の場合に差になっているのは「回答の方向性のちがい」です。特定の回答を出して例示するのが難しい(全体としてこう感じるという)傾向の話だし、表現が適切かわからないんですが、マジで感じるんですよね。 ・Geminiは「回答」ではなく「解決策」を提案する傾向にある ・ChatGPTがこだわる「厳密な回答」が意外と不便 Geminiは、ユーザーの問いの字面に対する答えではなく、「そこに表現されている問題」を割り出し、「その問題を解決するにはどうすればいいか?」を考えているように見えます。 誤りを指摘できることもありますが、クリティカルなアイデアを出すのがとにかくうまく、あっても問題にならないことさえあります。「こうするとできるよ」という具体的な手順のこともありますし、「このアイデアならすっきりするんじゃない?」という整理のこともありますが、「今すぐできる最善策」であることは一貫しています。多少ラフでも臆せず出してくるのがスゴイ。 一方のChatGPTは、「厳密な回答」を追求しすぎる傾向があるように感じます。深掘りする作業には頼もしいのですが、「重箱の隅を突きすぎで、なかなか話が終わらない…」となることも多いです。 回答よりも解決策をもらえたほうが効果的なんですよね。「回答」をもらってしまうと「解決策」を出すステップが生じてしまう。ChatGPTの回答傾向は、そもそも便利じゃない方向を向いてしまっている気が。 Geminiの「高速モード」が高性能すぎる 個人的にGeminiの決定的なアドバンテージだと思うのが、答えるスピードの速さです。 ChatGPTにもテンポよく回答するモードがありますが、Geminiの「Fast」モードが圧勝です。ChatGPTは速いモードだと“回答が浅くなる”のに対して、Geminiは“ある程度の深さを保ったまま爆速”って感じ。ブレストなどやりとりを高速回転させたいときにほぼ一択になっています。 一度試してみて欲しい、イカれたモデルなのが実感できるはず。 的確な論理構築や百科事典のような正確さも重要だけど、「自分の状況をわかってくれて、物事をスピーディーに前進させてくれる軽やかさ」も同じくらい大事だったんだ、と気づかされました。 Gemini 1本でいけるほどではない ただ、ChatGPTをまったく使わなくなったわけではありません。今でも厳密な推論が必要なシーンではChatGPTを採用します。Mac版アプリがほかのアプリと連携させられるのも便利で、簡単に手放せる感じではまったくありません。ChatGPTブラウザで使えるエージェントモードも強力で、定期的にお世話になります。 双方にハマる状況・ハマらない状況があり、今の「使いやすさのバランス」で言えば、Geminiに軍配が上がるって感じです。翻せば、どちらもまだ「完璧なAI」とは言えません。合体して欲しい。
ちなみに今回のSimilarWebのデータは、開発者向けのAPI利用を含みません。WebやアプリのChatGPT/Geminiの話であり、「APIも含めた総合力でOpenAIとGoogleのどちらが優勢か?」まではわかりませんが…Geminiの存在感が今すさまじいのはまちがいないかな…。 今度は「OpenAIが今後どのようにChatGPT/GPTシリーズを発展させていくのか?」が重要になったのではないでしょうか。Geminiの躍進が示すのは、状況が一手で激変するほど不安定だということでしょうから。 Source: SimilarWeb
かみやまたくみ