トランプ氏の心に刺され 意見広告を「大衆紙」に載せた理由

ウクライナロビーの挑戦

毎日新聞 2025/4/8 05:30(最終更新 4/8 05:30) 有料記事 2179文字
トランプ米大統領に向けた広告が掲載されたニューヨーク・ポスト紙を手に持つダグ・クラインさん=ワシントンで2025年3月11日、松井聡撮影

 ウクライナ人は未来のために戦っています。子どもたちのために戦っています。2022年以来、ロシアは1万9546人の子どもたちを連れ去りました。プーチンをただで済ませてはいけません。家に戻しましょう――。

 2月21日、米国の新聞にロシアによるウクライナ侵攻に関する全面の意見広告が掲載された。出稿主は米国とウクライナに拠点を持つ「ラゾム・フォー・ウクライナ」(本部・ニューヨーク)。「ラゾム」はウクライナ語で「一緒に」という意味で、14年に発足したウクライナに医療支援などを行う人道支援団体だ。

・ウクライナ戦争の早期停戦を目指し、支援見直しなどを進める米トランプ政権。こうした中で、政権を少しでもウクライナ寄りにしようと、さまざまな手法を駆使してロビー活動を展開する人道支援団体「ラゾム」の姿を追います(全4回)。・第1回 意見広告を「大衆紙」に載せる狙い・第2回 テレビ意見広告を重点放送する地域は… 9日朝アップ予定・第3回 議員回り、世論調査、フロリダ… 米政権攻略法 10日朝アップ予定

・第4回 敵はマスク氏も加勢の「陰謀論」 11日朝アップ予定

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