トランプ大統領、ロシアとの核軍縮合意「失効望ましくない」
7月25日、トランプ米大統領は、米国とロシアの核軍縮合意である新戦略兵器削減条約(新START)について「失効するのは望ましくない」との考えを示した。ベトナムで2017年撮影(2025年 ロイター/Jorge Silva)
[ワシントン 25日 ロイター] - トランプ米大統領は25日、米国とロシアの核軍縮合意である新戦略兵器削減条約(新START)について「失効するのは望ましくない」との考えを示した。新STARTは来年2月5日に期限切れを迎える予定で、大統領が条約の延長に言及したのは就任以来、初めて。
トランプ氏はホワイトハウスで記者団に対し「われわれはこの件に取り組み始めている」と説明。「核の制限を外すと大きな問題になる」とも語った。
新STARTは米ロ間で唯一残る核軍縮の枠組みで、2021年にバイデン前大統領とプーチン大統領が5年間の延長で合意した。トランプ氏は第1次政権時には、合意の維持に反対していた。
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